前項では、〈いのちの仕事〉を見つけるための11のヒントについて解説しました。
しかし、それは必要最低限の条件であって、けっして十分条件ではありません。
今度はこの11のヒントをベースに、〈いのちの仕事〉の可能性を秘めた仕事を割り出し、実際にそれが〈いのちの仕事〉であるかどうか確認していく必要があります。
この場合、2通りのやり方が考えられます。
◆天職を探る方法 その(1)「直接探り出し法」
一つは11のヒントの中から、仕事として成り立ちそうなものを直接探し出していくという方法です。
具体的にいうと、「昔から本を読むのが好き」「小中学校時代は、作文が得意だった」「手紙やEメールを書くのが苦ではない」「人から企画力があるといわれる」といった回答が導き出せれば、編集者やライターなど、文章や本にかかわる仕事に向いている可能性があります。