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トップになる人のためのプロフェッショナル仕事術
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1 「社会に役立っているか」を何より考える

『トップになる人のためのプロフェッショナル仕事術』
[著]安恒理 [発行]すばる舎


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◆「利益」のみを追い求める会社は絶対に成功しない


 企業の存在理由のひとつに、「利益の追求」があります。

 企業が利益を追求するからこそ、そこで働く従業員たちに給料やボーナスが支払われ、従業員たちは安定した生活をおくることが可能となります。また、企業が事業を継続させるためには、運転資金が必要になってきます。


 このように、企業にとって「利益の追求」は当たり前のことです。しかし、その一方で、企業には「社会に貢献する」という責務があり、この使命を忘れてはなりません。

 ところが、経済状況が悪化してきている昨今、目先の損得にとらわれて〈その道〉を外す経営者が続出しています。


 たとえば、産地偽装、銘柄偽装、賞味期限改ざん、事故米不正流通など、食品偽装問題が挙げられます。

 利益至上主義に陥った経営者は、目先の損得にとらわれて、何よりもまず己の利益を最優先にし、消費者を欺き、不正や違法行為をしてまでカネ儲け、つまり「利益の追求」のみに走り、結果的にその不正事実が発覚し、社会から非難を浴び、企業の存続すら危うくなる始末です。


 経済環境が悪化している状況だからこそ、企業には高い倫理観が求められています。ビジネスマン各人も、そのことを忘れてはなりません。高潔な心を持ち、高い志を持つことが成功には不可欠なのです。


 日本初の警備保障会社であるセコムの創業者、飯田亮さんはこう断言します。

 「社会に役立つ仕事以外に、事業は成立しません」


 そのため、セコムは遊休不動産を持たないといいます。土地を持っていれば、いずれ値上がりして儲かるかもしれません。しかし、「社会的に正しくない」と判断しているのです。

 この飯田さんの信念が、それまで日本にはなかった警備保障会社を「社会に役立つ会社(仕事)」と位置づけ、起業し、成功へとつながるのです。


★社会に役立つ仕事以外に、事業は絶対に成功しない。


◆世の中を水のように安く手に入る製品であふれさせたい!


 「自分の仕事が、どれだけ社会に役立っているのか――」

 このことを最優先に考えて仕事をしている人が、世の中にどれだけいるでしょうか?「とにかくお金儲けがしたい」「お金を儲けて人よりリッチな生活をしたい」、そう考えている人が多くはないでしょうか?


 確かに、仕事は生活を支える手段としてなくてはなりません。仕事をしてお金を稼がなければ、それこそ飢え死にしてしまいます。

 しかし、その仕事のやり方が問題です。〈人の道〉に外れたやり方では、長く続けられるわけがありません。


 この「金儲け第一主義」がもたらす弊害は、たとえばライブドア事件や食品偽造問題を思い起こしてみれば明白です。

 人のためになり、社会に貢献できるものがなければ、事業の継続は不可能。成功はおぼつかないものとなります。


 松下電器産業(現パナソニック)の創業者、松下幸之助さんは、まさに〈社会に役立つ仕事〉に主眼を置いて成功しました。

 まだ、松下さんが経営者として駆け出しのころです。ある家の庭先の水道の蛇口から、水を拝借して飲んでいるホームレスの姿を目撃します。

 この光景を見て、松下さんは考えます。


 「あの人は、他人の家の水道から水を飲んでいる。しかし、罪に問われることはない。それは、日本には水があふれるようにあり、誰でもただ同然で手に入れられるからだ。オレも、安く手に入る製品を世の中にあふれさせて、人々の幸福のために力を尽くそう


 これが、有名な『水道哲学』です。

 自らの使命を〈社会に役立つ仕事〉に主眼を置いたのです。それは、自らの利益追求を二の次にした考え方でした。

 この松下さんの理念が社会に受け入れられたからこそ、その後の松下さんの成功と、松下電器の発展につながったのです。

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