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本当に愛されてるの?
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彼のことが好きなのに、気を使いすぎて疲れてしまう

『本当に愛されてるの?』
[著]根本裕幸 [著] 原裕輝 [発行]すばる舎


読了目安時間:6分
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●彼に嫌われるのが怖い


 カウンセリングをしていると、こんな悩みをよく聞きます。


 『デートでは、彼に気を使いすぎて疲れる』


 『彼の顔色を伺ってしまう』


 『彼の気持ちがわからなくて不安になる』


 どうして、こういう気持ちになるのでしょうか。


 それは『この人がいなくなったらどうしよう。私と付き合ってくれる人なんて、二度と現れないかもしれない』と、心の奥で感じているからです。


 このため『彼をいかに喜ばせようか』という与えるスタイルではなく、『いかに嫌われないか』という受け身的な気持ちでいっぱいになるのです。


 やがて、心の中にある不安や恐れの感情から、


 『怒ってないかな?』


 『何を思っているのかな?』


 と彼の顔色を伺ったり、言いなりになってしまいます。


 「依存的」になるわけです。


 彼が優しいうちはいいのですが、恋愛初期のいわゆる「ロマンスのステージ」が終わると、彼は自分のしたいことを始めます。


 すると、彼の顔色をますます伺うようになります。


 こうなると、対等な関係ではなくなってしまいますね。


 なぜ、こんなに「依存的」になってしまうのか?


 このルーツをたどることで、解決方法も見えてきます。

Writing:Nemoto

●「依存」は、人の成長プロセスのひとつ


 あなたは「依存」という言葉に、どのようなイメージをもっていますか?


 「私と彼の関係だったら、私が依存側かな」


 という人もいれば、


 「そんな言葉はオレには関係ない。男は自立しなければ生きていけない」


 というように、この言葉を極度に嫌う鉄のような人もいます。


 しかし「依存」は、人が成長していくときには必ず通るプロセスです。

 どんな人でも、子供のときに必ず「依存」を経験します。


 「お母さん、気を使わないでください。ミルクは自分で作りますから。哺乳ビンに、300グラムのお湯と粉ミルク4杯だったかな?」


 などと、自立している子供は見たことがありません。


 大好きなお父さんやお母さんからミルクを飲ませてもらったり、おむつを替えてもらったりした子供時代は、ご飯をボロボロこぼしながら食べても、「○○ちゃん、よく食べましたねえ」と褒められます。


 お漏らししても「今日も元気ね」と声をかけてもらえました。


 あらゆる関係のスタートは、「依存」のプロセスから始まります。


 依存時代は、おおまかに前期、中期、後期に分けられますが、この例は「依存の時代」の初期の段階で「ロマンスのステージ」といいます。


 相手が自分のことを、全面的に受け入れてくれる時代です。


 恋愛においても「ロマンスのステージ」はあります。


 彼と付き合い始めた頃がそうです。


 彼に大切にされるだけでなく、自分も彼のすべてがステキに見えます。


 付き合いが長くなると、相手の雑な性格が目についてきて、嫌になることがありますね。

 でも、この頃はそんな相手の性格もおおらかに見えたりします。


 『ずっと、この人と一緒にいたい。24時間、徹夜でデートしてもかまわない』


 そう思っている時代です。

Writing:Hara

●「何かをしないと愛されない」という誤解


 でも、ある時期から変化がおきます。


 子供時代でいうと、しつけが始まる時期がそうです。


 たとえば、お母さんから


 「ごはんを、こぼさないように食べなさい」


 「お外に出掛けるから、ボタンをとめて準備をしておきなさい」


 と言われたとします。


 親にしてみれば子供が社会に出ても、きちんとやっていけるようにと考えてのことですが、子供にしてみればこんな感じを受けます。


 『ボタンを自分でとめろだって? 昨日までお母ちゃんの仕事だったじゃないでちゅか。最近、少し待遇が悪くなってきまちたね。さてはお母ちゃん、私のこと嫌いになったでちゅか?』


 全面的に受け入れてもらえないため、相手に拒否されているように感じます。


 遊んでほしい、抱っこしてほしいなどのニーズを受け入れてもらえないことで傷つくこともあります。


 これを「ハートブレイクのステージ」と呼びます。


 恋愛関係にも、こうした時代があります。


 これまで車で家まで送ってくれていた彼が、


 「今日は仕事で疲れてるんだ。悪いけど電車で帰ってくれ」


 などと言い始めたときです。


 自分の望みを聞いてくれないため、裏切られたような感じや拒絶された感じがして傷ついて(ハートブレイク)しまいます。


 この経験から、拒絶される恐れを感覚的に覚えます。


 やがて、依存の後期では「良い子のステージ(犠牲のステージ)」がやってきます。


 「お母ちゃん、おつかいに行ってきます」


 「お父ちゃん、新聞受けの新聞を取ってきたよ」


 子供は、こうすればいっぱい褒めてくれるぞ、ということを学び始めます。


 頑張って良い子になり、愛されようと思います。


 『何かをしなければ愛されない』という誤解を学ぶ時期でもあります。


 そのままの自分では愛されない。

 私って魅力がないんだな。


 こんな誤解から「無価値感」という感情が生まれます。


 やがて思春期に入り、恋愛を始めるようになって、愛情をもらうためには何かをしなければいけない、という思いを培っていくわけです。


 恋愛の場面では、彼に嫌われないように、


 「あなたのためなら何でもするわ。ダメなところは言ってね」


 と、愛されるために尽くして、嫌われないようにムリをしてしまいます。

Writing:Hara

●大人にふさわしい「愛される秘訣」とは?


 依存時代を通して私たちは、どうすれば愛されるのかを学んできました。


 自分なりの「愛される秘訣」を学んだわけです。


 子供の頃に学んだことは、大人になった今でも使っています。


 愛してもらう対象は、お父さんやお母さんから「彼」や「友人」に代わっているのに、 愛される秘訣自体を変えていないことがあります。


 大人になった今では、使えないことが出てきているはずです。


 たとえば、「辛抱していたら愛された」というパターンをもっている人は、言いたいことを上手に伝えられないために、彼とすれ違っているかもしれません。


 「良い子になったら愛された」人は、仮面をかぶっている自分を愛されていると感じてしまい、本当の自分を出しづらくなることもあるでしょう。


 大切なことは自分のパターンを知り、今の自分にはふつり合いだと気づいたら、「新しい愛され方」を学ぶことです。


 この章では、カウンセリングのときに相談を受ける、よくある事例を紹介していきますので、自分のパターンを探す手がかりにしてください。


 きっと、自分なりの愛され方に役立つヒントが見つかるはずです。

Writing:Hara
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