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「諜報の神様」と呼ばれた男
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一九四四年に暗号書を盗まれ、日本陸軍暗号も解読される

『「諜報の神様」と呼ばれた男』
[著]岡部伸 [発行]PHP研究所


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 余談になるが、イギリスのロンドン郊外ミルトンキーンズにあるブレッチリーパークを訪ね、イギリスに盗まれた日本陸軍の暗号書が展示されているのを見て衝撃を受けたことがある。第二次大戦期に政府通信本部の前身である政府暗号学校が置かれ、天才数学者、アラン・チューリングらが難攻不落といわれたナチス・ドイツの暗号「エニグマ」を解読したことで有名なブレッチリーパークは、イギリスがシギントを行なった本拠地だったが、現在、第二次世界大戦の暗号解読をテーマとした博物館となっている。

 筆者が訪問した二〇一三年五月は、館内の一角でイギリスのMI6が秘かに入手した日本陸軍の日本語とアルファベットで書かれた暗号書(乱数表)を誇らしげに展示していた。
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