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「諜報の神様」と呼ばれた男
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歴史
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祖国を愛する心に欠けたがゆえに危険人物に

『「諜報の神様」と呼ばれた男』
[著]岡部伸 [発行]PHP研究所


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 SSUが一九四六年十月七日付で作成した榎本に関する小野寺の尋問調書によると、榎本がストックホルムに着任したのは一九四五年の一月か二月頃だった。着任から二週間して榎本は、小野寺の親しい友人でもあるハンガリー駐在武官補のヴェチケンジーやアンドリアンスキーの手紙を携えて小野寺を表敬訪問した。

 そこで榎本は、自分がイスラム教徒であり、メッカを巡礼した経験があり、回教徒たちとの人脈など特異な経験を語った。これを聞いた小野寺は即座に日本でイスラム運動を行なっていた右翼の若林半と関係があるのではないかと思い、若林について榎本に問うと、榎本は「若林先生の弟子でした」と返答したという。小野寺は和平工作に奔走した中国・上海で若林の知遇を得ていた。若林は中国そしてアメリカとの直接和平の必要性を説き、意気投合した小野寺と協力してアジア主義の巨頭で黒龍会顧問の頭山満と接触するなど、介石との直接和平にともに奔走している。
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