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「諜報の神様」と呼ばれた男
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歴史
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「見たのはスペインの須磨電報」

『「諜報の神様」と呼ばれた男』
[著]岡部伸 [発行]PHP研究所


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 回顧録で「真実」を書いた林は、その後、小野寺の電報が不明になっていることが判明し、一九八六年になって小野寺から『偕行』誌上で、ヤルタ電報の行方を知る立場にあった人物として「林に聞いたらどうか」と名指しされたことに困惑したのだろうか。発言から三年後の一九八九年八月、何とも辻褄の合わない不自然な反論をしていた。

 それは陸軍士官学校、陸軍経理学校、陸軍幼年学校、防衛大学校出身の経済人で構成する同台経済懇話会(どうだいけいざいこんわかい)で行なった「昭和軍事秘話 中」「ソ連の対日参戦」と題する講演だった。
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