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「諜報の神様」と呼ばれた男
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歴史
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重光葵外相が進めたバッゲ工作の蹉跌

『「諜報の神様」と呼ばれた男』
[著]岡部伸 [発行]PHP研究所


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 バッゲ公使が駐日勤務を終えてシベリア鉄道でストックホルムへ帰ってきたのは同年四月下旬のことだった。日本に在任中、バッゲは朝日新聞専務の鈴木文史朗からイギリスを仲介とする和平工作を依頼されていたのである。

 一九四四年九月中旬頃だった。バッゲを訪問した鈴木は、「太平洋戦争をなんとかネゴシエーティド・ピース(交渉和平)で収めるべく工作したい。そのために、中立国であるスウェーデンの斡旋で、イギリスに探りを入れてほしい。その条件として、日本は占領地域を全部返還し、満洲国も放棄してよい。なおこれに関しての責任者は近衛文麿である」と申し入れを行なった。バッゲと鈴木は八年来の友人で、戦争の前途を案じて、この問題について、その後も度々密談を繰り返した末、四五年三月、鈴木は小磯内閣の重光葵外相を訪問し、経緯を打ち明ける。
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