浮遊霊が狙ってる
前代未聞! 一六〇〇人を一挙浄霊した男性
一六〇〇人の衆目にさらされている、その男性は、品のいい黒いスーツに身を包み、大きな舞台の上で終始、慈愛に満ちた笑みを浮かべて、小気味よいテンポで話をしていた。
「最後に、みんな、オレの浄霊、受けたことないと思うから浄霊します。
体、楽にしててください。
手のひらをこちらに向けて受けてもいいですよ。
目をつぶっててもいいです。手が動きたくなったら、動いてください。体は自由にしててください。
ほんの一瞬です」
男性はそういうと静かに目を閉じ、左胸に手を当てた。
その胸元には、品よく「HITORI」というロゴをあしらったペンダントが白くきらめいている。
つい先程まで大勢の笑いに包まれていた、都内某ホテルの巨大パーティ会場が一転、シーンとして音のない世界に変わる。
十数秒ほどして、男性は両手を広げ、そして広げた両手を少しすぼめて、また広げた。
こうして浄霊が始まるや、舞台の下、各テーブル席にいる一六〇〇名もの人々に異変が。
上体がぐるぐる回ったり、左右にゆらゆら揺れたり、上体を前後に揺らしてる人。なかには、のけぞってイスから落ちる人まで。もちろん、じっとしている人もいることはいるのだが。
そして、一部の人には、また別の現実が見えていた。
たとえば、青森県の弘前市からこの会場にかけつけた横沢千賀子さん(実名。白光の戦士)。
彼女はパーティの後、わたしに、このように語った。
「浄霊を受けてる間、とっても心地よかったんだけど、わたし、すっごいもの見ちゃって……」
彼女は、本当は舞台の上の男性を見たかったのだけど、あまりにも男性の光が強くまぶしくて見ることができず、周りを見ていたのだという。
「そしたら、いろんな人の頭から、シュー、シュー、シューッて。頭から白いものがシューッと抜けて上にあがって、一つにまとまって飛んで行ってたの」
ちなみに、彼女がいう“白いもの”とは、おつきのもの。つまり、各人についていた浮遊霊のこと。
あの、舞台の上にいる男性がおろす崇高なる光によって、浄化された浮遊霊は光となり、その霊を迎えにきている白い光に包まれて、あの世へと帰って行く。これすなわち、成仏なり。
浄霊を開始してすぐさま、男性は姿勢を元に戻し目を開くと、ニコッと真っ白な歯をのぞかせて、こういった。
「会場が明るくなったの、わかりますか?」
ちなみに、浄霊によって、自分についていた浮遊霊が浄化され、光となって飛んで行くと、周りが明るく見えてくる。
「はい、わかります!」
「前より明るく見える!」
そんな声が、会場の、あちらこちらで聞こえだす。
まさしく有言実行、あの舞台上の男性は、ほんの一瞬のうちに、一六〇〇人全部まとめて一気に浄霊をやってのけてしまった。
しかもまた、日ごろ、足腰、膝の痛み等の不調に悩んでいた人々の口から、
「痛みが消えた!」
という言葉まで出た、という驚くべき事実。
くどいようだけど、もういっぺん、いいます。男性が浄霊をしていたのは、ほんの一瞬、テレビCМ一本分にもならないような時間です。
いつも心に愛と光を!
肉体が朽ちてなお、この世にとどまっている霊がいる。
その霊が生きている人間にどんな影響を及ぼしているか、いかに運勢を悪くさせているか。
それを、師匠の一人さんに代わってお伝えすることが、今回わたしがいただいたミッションであり、この本のいちばんの狙いです。
もちろん、浮遊霊にとりつかれないようにするにはどうしたらいいのか、霊がついている場合はどうしたらよいのかも、この本のなかでお示ししています。
ちなみに、貧乏神というのは、浮遊霊のこと。
福の神とは、その人を成功の人生に導く、守護霊や指導霊のことであります。
本来は、誰にでもあなたを守り成功へと導く福の神が、いつでもついてくれているものです。ただ、浮遊霊がとりついていると、福の神が力を発揮できない。福の神の邪魔をして、どんどん不幸なほうへ、不幸なほうへとつれていってしまう。
一人さんいわく、浮遊霊にとりつかれやすい人の特徴は、以下のとおり。
具体的にいうと、次のような方々がそうです。
部屋のなかがモノでゴチャゴチャしていて片づいていない(押し入れ等も、使わないモノだらけ)
お顔・表情が暗い、全身から暗い雰囲気をかもしだしている
うらみがましい、ねたみ・そねみが強い、競争心が強すぎる、あるいは気分がどんより暗くなったり、心配症の人、肩の荷が重くなる地獄言葉を心のなかで思ったり、声に出す
自分を美しく着飾ろうとしない(化粧をしない、ファッションに興味をもたず地味な格好をしている、あるいは清潔を心がけない)
化粧をしてもらったり、キラキラ光るアクセサリーをつけてもらうことを嫌がる
野菜ばかり食べて、お肉はほとんど食べない、または肉ばかり食べる
食事のバランスをとったり、サプリメントを利用したりなど健康にいいことをしたがらない
明るく、波動のいい場所を避ける、行きたがらない
身に覚えのある方もない方も、ぜひ本書をじっくりお読みいただいて、とりつかれないための行動を何か一つ。
たった一つから、始めてみてください。
本来の福の神の力が発揮されて、それだけで、あなたの人生は必ずや、いい方向に向かいます。
それから、霊が見える、あるいは霊の声が聞こえる方。
そういう方は、霊感があるのではなく、霊に弱い。用心してください。
また、以下にあげた方は、ただちに何らかの対処が必要かと思われます。
最近いつもと様子・言動が違ってきて、「霊がついたかな?」と思われるふしがある場合
“うつ”やノイローゼなど精神的な悩みや問題を抱えている場合
その他、緊急を要するような状況におかれている場合
これらの対処法の一つとして、一人さんから白光の水晶をあずかり、無料(ボランティア)で、【白光の浄霊】を行っている白光の戦士をお訪ねになってもいいかと思います。
あとで詳しくお話ししますが、白光の戦士たちは、ボランティアで浮遊霊を浄霊するだけでなく、“魂の統合”をもさせていただいております。
きっと、あなたのお役に立てると信じています。
ですので、この本を読んで本当に「受けてみたい」と思った方は、最寄りの白光の戦士をお訪ねください。
それでは、一人さんから教わったこと、あなたの与り知らぬところで、あなたの人生に多大な影響を及ぼしている霊の世界を、わたくし、舛岡はなゑがお伝えしてまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
はなゑちゃん、
「視野が広い人」とか、「狭い人」とか、いうけど、
本当の意味、知ってるかい?
視野が狭い人というのは、今世だけで物事を見てるんだよ。
視野の広い人とは、前世があって今世があって、
来世があることも知ってるんだよ。
はなゑちゃん、人は死ぬとね、
天国に行くか、地獄に行くか、浮遊霊になるか。
の、どれかなんだよ。
浮遊霊っているんですか?──って聞かれるけど、
いるんだからしょうがないよ。
天国も地獄も、あるんだから、しょうがないよ。
斉藤 一人
わが師匠・一人さんとの出会いからずっと待ち続けていた
“そのとき”が、ようやく訪れました。
封印すること三十年弱、その封印を解き、
「本当の一人さん」の姿、いまここに。
誤解を恐れず誇りをもって、
崇高なる白光を、その奇跡を、
声高らかに語らんとするものであります。
斉藤一人の弟子・白光の戦士 舛岡 はなゑ