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昭和の宿命を見つめた眼
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政治・社会
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『大学の理念』

『昭和の宿命を見つめた眼』
[著]高坂節三 [発行]PHP研究所


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 この旅行の結果を踏まえて父が書いた『大学の理念』(創文社刊)は、「第一章 新しい大学の理念の探求 第一節 リンゼイとキールの実験」で始まっている。昭和の初期、田辺先生の薦めでマルキシズムを研究するときに知った、そして兄が初めて原書で読んだ『Karl Marx's Capital』の著者のことである。

 哲学者、社会科学者、政治学者の多彩な顔を持つ典型的なオックスフォードの学者であるリンゼイはまたよき教育者であったとし、自らもその設立に骨を折った、新しい大学ノース・スタッフォードシャイア大学──通称キールの設立の理念が、その地域の現実の諸問題と結びついていること、そしていま一つは今日の世界の広く当面する諸問題を理解し洞察する手引と機会を大学教育を通じて与えること、前者は地域との、後者は世界との結びつき意図するものであるとし、「大学の世界と成人教育の世界との一種の架け橋」にしようと考えたリンゼイは、余人をもって換えがたいという多くの人の要請で、あと三年くらいしかもたないといわれた余命をキールに捧げた、と書き出している。
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