行政書士は、稼げる商売です。仕事も十分にあります。
ただ、多くの人がそのことに気づいていないだけです。
「行政書士が稼げない」という考えは、私からしてみれば〈幻想〉にすぎません。
もしあなたがいま十分に稼げていないとしたら、少しだけ仕事に対する考え方と方法を変えてみましょう。それだけでグーンと稼ぎが違ってくるはずです。
行政書士の仕事は、書類作成だけではありません。
お客さん(企業)の代理人として行政庁に出向き、相談し、交渉し、さらに申請の手続を行って許可を得る。その間に依頼人にさまざまな提案を行い、事業展開のサポートをする。この一連の業務がすべて私たちの仕事です。
書類作成はその一部でしかありません。
日本はとにかく規制の多い国です。何か新しいことを始めようとすると、多くの場合、許認可やそのほかの行政手続が必要になります。
たとえば「営業許可」1つ取ってみても、ものすごい種類があります。
こうした行政手続を代理するのが、行政書士業務の根幹です。つまり経済活動のあるところには、必ず行政書士を必要とする仕事があります。
なのに「仕事がない」ということは考えられません。
では、なぜ「行政書士は稼げない資格」と誤解されているのか?
それは、本来行政書士がやるべき仕事をきちんとやってこなかったからです。