本書では、「稼げる行政書士」になるための方法を紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
自分にもできそう。意外に難しそう。できるかどうか自信がない……。
いろいろな感想や印象を持たれたことと思います。
ご存じのように、行政書士の資格を取ったからといって、それだけでずっと安定した生活が送れるわけではありません。それはどんな士業でも同じ。
安定したイメージの強い士業であっても、実際は厳しい世界です。ずっと同じことばかりやっていたら、すぐに取り残されてしまいます。
目標年商を下げれば安定するのではないか?
もちろん違います。「例年どおりに500万円も稼げればいいや」と何のアクションも起こさなかったら、仕事は減っていく一方です。努力の絶対量や内容に違いはありますが、300万円には300万円の、500万円には500万円の、1000万円には1000万円の収入を維持する努力や工夫が必要です。
どうせ努力するなら、あなたには、ぜひプロフェッショナルを目指してほしい。
プロになれば、弁護士や税理士など、他士業の人と対等に渡り合えるようになりますし、プロにふさわしい収入を得ることができます。
行政書士という職業は、それだけの可能性を秘めているのです。
あとはあなたが、それを活かすかどうかだけです。
稼げる行政書士になったあなたといつかお会いできることを、心よりお待ちしております。
最後になりましたが、本書の執筆に関して、出版のお話をご紹介していただいた前田修身先生、行政書士を目指す学生さんをご紹介くださるなどのご協力をいただいた大塚政秀先生、PAL総合行政書士法人の仲間たち、そのほか、本作りに携わっていただいたすべての方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
著者