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「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い
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経済・金融
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職業や産業に長期間有効の指定席はないし、生産性の高い産業は雇用を減らす

『「景気は操作できる」と思っているエリートたちの大間違い』
[著]増田悦佐 [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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 だが、この自明の事実には、かなり残酷な副産物がある。それは、地球上のだれひとりとして、「わたしはずっと、これで食ってきた。だから、わたしには死ぬまでこの仕事を続けて飯を食っていく権利がある」とは言えないという事実だ。つまり、冷厳な万物流転の原則はあらゆる人間に適用される。人間の仕事には、有効期限が一生とか何十年とかの指定席はない。

 世界中どこでも採集・狩猟・漁労という不安定な社会から、農耕社会に移行したのは、農業が超長期の成長産業で、1粒のタネから数十、数百の実りが得られるという効率の高さからだった。だが、どんなに豊かになっても、人間が1人当たりで食べる量が激増するわけはない。そんなことをしたら、かえって早死にするだろう。

 そこで、徐々に需要の対象として工業製品やサービスの占める比重が高まってきた。まず成長が加速したのは、製造業だった。機械化による量産で高い収益を上げやすかったからだ。だが、ますます豊かになった人間たちのあいだでは、モノを一杯買い集めるより、サービスの消費を拡大するペースが速くなった。
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