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［新訳］兵法家伝書

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最悪の状況を想定しておく──一理の事

『［新訳］兵法家伝書』
[著]柳生宗矩 [編訳]渡辺誠 [発行]PHP研究所

読了目安時間：3分

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「一理(いちり)」という教えと、正面の敵に対するときの構え、槍に対するときの心がけ、また、自分が刀を持っていないときの心の用い方との関わりについて述べる。

「一理」とは、隠しことばである。ほっと気を抜かないように戒める教えを、一理というのである。剣による勝負の場には、自由にこれを使うことができない厳しい、切迫(せつぱく)した状況に出くわすものである。

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[著]柳生宗矩 [編訳]渡辺誠

[発行]PHP研究所

読了目安時間：3時間45分

将軍家兵法師範で、大目付の柳生宗矩が、三代将軍・家光に呈上した「経世の書」から、リーダーの資質、心構えを学ぶ。

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この本の目次

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- まえがき
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殺人刀の巻指導者の道心

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- しなやかな心──殺人刀活人剣
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- 指導者の修身──大将の兵法
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- 危機管理の鉄則──手字種利剣の有無を見る
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- 「心のはたらき」を見る──機を見て取る
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- 秘密の効用──秘すること
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- 知識の限界を知る──道を明らむ
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- 学習の目的──習いを離れる
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- 気持ちを空回りさせないためには──気を志に引き止める
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- 手段を択ばず──表裏
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- 人間関係と兵法──驚かす
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- 主導権を握る──機前の兵法
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- 指導者に求められる「心の先」──懸と待
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- 目配りの工夫──二目遣
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- 相手との心の距離感──間積りの事
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- 先導する力──合わぬ拍子
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- 大胆にして細心──大拍子と小拍子
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- 情報の単純化──章哥
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- 外柔内剛──風水の音を聞く
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- 「動」と「静」のバランス──陽と陰
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- 心の調和を求めるには──病気を去る
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- 健常な心への入口──渉念無念
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- 執着心から離れる──病気に交る
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- 自然体の心──平常心（その一）
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- 「名人」の心の世界──平常心（その二）
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- 不動心とは──平常心（その三）
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- 心に綱を付けず──放心
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- 安定しつづける心──至極の境界
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活人剣の巻心は自由自在

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- 着眼点を絞り込む──十字手裏見
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- 深層を見る目──有無一如
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- トラブルを避ける人間関係──水月の事
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- 心を召し使うものとは──「神」と「妙」
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- 心に負荷をかけない──常の歩み
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- 最悪の状況を想定しておく──一理の事
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- 心眼で観る──「見」と「観」
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- マイペースにこだわらず──場をとらせる
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- 相手の「重心」を見る──三段の分別
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- 心と体との調和──心は水中の月の如し
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- 心のスピードは測り難し──水月鏡像
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- 油断大敵──心を返す
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- リアクションの心得──間に髪を容れず
  30
  
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- いっぺんに執着心を捨てる一念──一去の心持ち
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- 迷妄なき心──虚空と真空
  50
  
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- 心の危機管理──人間の「主」
  50
  
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- 自覚のすすめ──心こそ、心迷わす
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- 血気は禁物──妄心
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- 冷暖自知すべき心──本心
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無刀の巻虚なる心の力

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- 無限のはたらき──無刀
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- 「体」は「機」なり──大機大用
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- 常にゼンマイを巻いておく──機
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- セオリーを離れる──自由自在
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- 「大用」の源──気
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- 「剣禅一如」の核心──転
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- 先入観を離れる──是非を見ず
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- 指導者論の極まるところ──虚心
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付録不動智神妙録（沢庵著）抄訳

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- 付録不動智神妙録（沢庵著）抄訳
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後付け

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- あとがき
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- 編訳者略歴
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- 奥付
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