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(2021/11/26 追記)

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なぜ、社内コミュニケーションが上手くいかないのか

『上司のカルテ』
[著]吉野真人 [発行]すばる舎


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 社員のメンタルヘルス向上やコミュニケーションの充実を考える上では、「ライン」と呼ばれる指示系統がとりわけ重要な位置を占めています。

 つまり、基本的には部長と課長、課長と一般社員といった、「上司と部下」の関係です。

 多くの場合、上司と部下は一日の大半を同じ空間で過ごし、仕事上の指示や報告、相談、アドバイスといった重要な情報交換をするほか、仕事上もしくはそれ以外の面でさまざまな支え合いをする関係にあり、両者間のコミュニケーションは決定的に重要と言えます。


 本来「上司」という存在は、自分自身の受け持ちの仕事をこなすだけでなく、自分の部下を指導し、一人前の企業人として育て上げる責務があります。「上司」たちは、本来の業務のスキルだけでなく、部下の仕事ぶりを管理し育て上げるスキルも同時に求められているのです。ただし、部下を育成するスキルは、営業や経理、企画など本来の業務のスキルの延長線上にあるものではなく、全く別物だと考えなければなりません。

 「上司」になった社員には部下を育成するスキルを学ぶ機会が与えられるべきですが、現実にはそのような機会に恵まれる人はほんの一握りです。つまり、大多数の上司は部下を育成するスキルや考え方を学ぶ機会もなく、試行錯誤で部下と向き合っているというのが現状なのです。

 しかも昨今の企業現場では、企業間の競争の激化やリストラの嵐、成果主義の導入などによって、上司自身にも厳しいノルマが課せられるようになりました。いわゆる「プレーイング・マネージャー」として、上司自らも業務上の成果を上げなければならず、そのため部下の育成に充分な時間を割くことが物理的にも難しくなったのです。部下を育成するためのスキルも動機も乏しく、また必要な時間や余裕を奪われた上司は、部下への接し方にたいへん苦戦するようになります。

 結果的に、上司が部下と有効なコミュニケーションを図ることができず、部下のやる気や成長意欲を引き出すことができないため、いつまでたっても部下は充分な戦力として育ってきません。すると、職場内に不平不満や無力感がはびこり、組織としてのパフォーマンスは低下します。そのために上司自身がプレイヤーとして、さらにがんばり続けなければならず、部下が戦力にならないから上司がいつも忙しい、といった悪循環を招いてしまうのです。

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