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「三方よし」の人間学
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生き方・教養
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まえがき

『「三方よし」の人間学』
[著]廣池千九郎 [編]廣池幹堂 [発行]PHP研究所


読了目安時間:2分
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 私たちが生きがいと喜びに満ちた人生を歩んでいくために必要なものとは、いったい何でしょうか。

 学力や知力、財力、権力──そうした「力」を持って、自らの人生を切り(ひら)いていこうとする人もいるでしょう。しかし、その力をよりよく生かすために、とりわけ必要なものは何でしょうか。私の曾祖父・池千九郎(ひろいけちくろう)(法学博士、一八六六〜一九三八)が総合人間学「モラロジー(道徳科学)」を創建したのは、そんな問題意識からでした。

 千九郎は幕末の大分・中津に生まれ、十四歳で小学校の補助教員となりました。やがて「教師たる者、国史を知らざるべからず」という恩師の言葉を受け、地方史研究の(さきがけ)となる『中津歴史』を著します。その資料収集に苦労をした千九郎は、日本で初めて「アーカイブズ(古文書・記録文書類の保存館)」の設置を提唱した人物でもあります。

 三十代では歴史学から法制史研究の道へと進み、独学で身を削るような努力をした結果、四十六歳で法学博士の学位を授与されます。しかし、学者として最高の栄誉を得たまさにそのとき、長年の無理がたたって重い病にかかり、生死の境をさまようことになったのです。
「成功と幸福とは違う」と悟った千九郎は、ここから「よりよく生きるための指針」を追究します。それは人類の歴史の中に見出した不変の真理を、後世のために書き遺そうとする試みでもありました。

 私たちが幸せになるためには、自分自身を取り巻く社会もまた、よりよいものになっていく必要があります。その社会を構成するのは、私たち一人ひとりです。だからこそ千九郎は「自分よし、相手よし、第三者よし」という「三方よし」を、人生の指針として説いたのです。

 本書は、池千九郎の著作の中からそのエッセンスを抽出し、短くやさしい文章にまとめ直したものです。千九郎の遺した教えが、少しでも読者の皆様のお役に立ちますことを念願いたします。

 本書の編集・出版に当たり多大なご尽力を賜りましたPHP研究所の皆様に、心より感謝申し上げます。
公益財団法人モラロジー研究所
学校法人池学園
理事長 池幹堂 
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