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反日・愛国の由来
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政治・社会
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上昇志向の共通性によって保たれる統一

『反日・愛国の由来』
[著]呉善花 [発行]PHP研究所


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 李朝の「小国が大国に礼をもって仕えること」をよしとする事大主義、そして「文明の中心に位置する中華を取りまく周辺の夷族」という華夷秩序の意識は、国内でも自動的に再生産され、朝鮮半島人の精神性に大きな影響を与えてきた。

 国内での「大」「中心」とは、いうまでもなく国家中央の政治権力であり首都である。具体的には、特権的な支配共同体を形づくる両班(ヤンバン)(文官と武官の総称)と呼ばれた貴族身分の高級官僚群であり、王宮と議政府の所在する漢城(現在のソウル)であった。

 李朝は、徹底的に規格化された制度と画一的な手段を用いた強固な統一支配で特徴づけられるが、アメリカの朝鮮史家グレゴリー・ヘンダーソンはそれを、「すべての非正統活動(さまざまな私的な活動)」を執拗に排除しようとする「嫉妬深い中央集権主義」と表現している(グレゴリー・ヘンダーソン著/鈴木沙雄・大塚喬重訳『朝鮮の政治社会』サイマル出版会)。
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