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反日・愛国の由来
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政治・社会
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「過去清算」を支える道徳思想

『反日・愛国の由来』
[著]呉善花 [発行]PHP研究所


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 北朝鮮では、李氏朝鮮時代でもそうだったように、罪は親子三代にまでおよぶ。この罪罰観を支えているのは、先祖と子孫を一体のものとする儒教の「孝」に基づいた道徳思想である。これについては韓国でも何ら変わりはない。「過去清算」の考えを深い所で支えているのが、朝鮮半島に伝統的なこの道徳思想である。

 古代八世紀の新羅の僧侶大賢は、「世間の孝は怨をもって怨に報ゆ。勝義の孝は慈をもって怨に報ゆ」(『梵網経古迹記』)といっている。ここで「世間の孝」とは「儒教という世俗の道徳の孝」を意味し、「勝義の孝」とは「世俗の道徳に勝る仏教の孝」を意味している。
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