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衰亡の経済学
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経済・金融
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「苛政は虎よりも猛し」

『衰亡の経済学』
[著]竹内靖雄 [発行]PHP研究所


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外形標準課税は「冥加金」


 石原慎太郎都知事が、資金量五兆円以上の大手銀行を対象にして「外形標準課税」を導入すると宣言し、二〇〇一年度からこれが実施された。大阪府もこれに続いている。しかし銀行側は東京都を「憲法違反」として訴え、一審では銀行側の言い分が認められた。この問題からすぐ頭に浮かぶのは、「苛政は虎よりも猛し」(礼記)という話である。

 孔子があるとき墓前で泣いている女を見てわけを尋ねると、以前(しゆうと)が虎に殺され、その後、夫が、そしていまは息子も虎に殺されたという。ではどうしてこんな危険な土地を離れないのか、と訊くと、ここには苛政がないからだと答えた。そこで孔子は弟子たちに、「苛政は人民にとって虎よりも恐ろしいものだ」と説教した。

 ここでいう苛政とは重税を取ることである。人民がそれを逃れるには、その土地を捨てて逃亡するしかない。というわけで、この話の教訓は、「苛酷な税金を取ろうとしてもうまくいかない、国も地方自治体も、善政すなわち軽税によって人民の支持を受けるように競争するしかない」ということである。
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