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(2021/9/29 UP)

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二、「伝わる化」を科学する

『伝わる化』
[著]大塚寿 [著] 姥谷芳昭 [発行]PHP研究所


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1 偉い人は「個室」に座る欧米人、全員が見える場所に座る日本人


 世界中、どこのカイシャでも、役職が高くなるほど机もスペースも大きくなる。もちろん例外もあるが、一般的に言うと、やはり、役職とデスク・スペースは正比例している。さらには、高さ(階数)も比例している。

 元長野県知事の田中康夫氏が庁舎の一階にガラス張りでデスク・スペースをつくったときに大きな話題になったのは、普通はそうではないということの裏返しである。

 一般的な日本企業なら、知らない会社にフラッと入ったとしても、どの席の人の役職が高いのかは一目瞭然である。デスクとスペースは、役職の高さ、責任の重さを表している。

 広い場所と狭い場所の比較でいくと、これは古今東西、広い場所のほうが良い。

 しかし、役職の高い人をどこに配置するかとなると、欧米と日本では大きな違いが発生する。コミュニケーションが活発な欧米人は、マネージャーになると一般社員とは離れて個室が与えられるが、日本の場合は一般社員の席に対し垂直となるお誕生日席の配置となり、自分の部下全員の顔が見えやすい配置となる。学校の教室のようなオフィスレイアウトを行っている某大手流通業などでは一番後方からすべてを「見ている」のが一番高い役職である。部下全体を見て管理マネジメントをするのが日本式だ。

 日本人は、プロセスを共有しながら結果を判断するマネジメントスタイルでなければ、部下の評価ができないのである。逆の立場でいうと、プロセスを見せながら結果を判断してもらわなければ、評価報告ができないのである。

 結果だけ、言葉だけでは、評価するほうもされるほうも不満足なのである。
「フリーアドレス」というレイアウト方式が流行(はや)っては消えるのは、それが日本人と日本語の特性を無視したシステムだからであるが、それに気づかない経営者が多いのも嘆かわしいことだ。

2 日本語は「超文脈依存言語」


 MBA留学中、自分の意思が「伝わらない」というもどかしさをイヤというほど体験した。三カ月ほどして慣れてきたように感じたのだが、それは英語による生活に慣れてきたのではなく、言葉が通じない生活に慣れたんだなどと自虐的なジョークを言っていた日々が(なつ)かしい。
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