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ニューヨークで暮らすということ
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雑学
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2 マンハッタンの街を歩く

『ニューヨークで暮らすということ』
[著]堀川哲 [発行]PHP研究所


読了目安時間:27分
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セントラル・パークから5番街を下る

 マンハッタンというのは、縦長の細長い島である。西にハドソン・リバー、東にイースト・リバーがあり、その間に、街が密集している。南北のほぼど真ん中にセントラル・パークという大きな公園がある。

 公園の両側は、アッパー・ウエスト・サイド、アッパー・イースト・サイドという地区で、公園に近ければ近い地区ほど、高級住宅街となる。どちらかと言えば、イースト・サイドは共和党系、ウエストはリベラルである。


 こういう地区を抜けて、セントラル・パークを南に降りると、プラザ・ホテルがみえ、そのあたりは高級ホテル街、さらにビジネス街、高級ショッピング街となる。

 5番街を下っていくとエンパイアー・ステイト・ビルがあり、そのあたりからすこし街の感じは違っている。エンパイアー・ステイト・ビルの南側はコリアン・タウンである。エンパイアー・ステイト・ビル、アメリカのシンボル的なビルであるが、この周辺、特に西側は、夜はとても危険な地区になる。マンハッタンは一般に、街の両端(つまり川のそば)は危険な地区になる。真ん中の細長い部分だけが、まあ比較的安全な地区ということになる。

 さらに5番街を南に下がると、ユニオン・スクエアに出る。ここは以前は労働組合や共産党などの本部が集中していた場所で、デモ行進するときは、労働者たちはみなこの広場に集まった。いまはそういう面影はないが、時々、学生たちが集会を開いている。


 ユニオン・スクエアをさらに南下するとワシントン・スクエア(広場)にぶつかる。このあたりから、ウォール街までは、マンハッタン名物の超高層ビルはなくなる。公園の周囲にはニューヨーク大学という全米最大の私立大学があり、学生街という雰囲気である。私がお世話になったニュースクール大学もこの地区にある(ニューヨーク大学にしろ、ニュースクール大学にしろ、街のなかにある大学はキャンパスなんかない。校門などはなく、ただ普通のビルがあって、道路からなかに入ると教室があるというわけである。外からみると大学かオフィス・ビルか見分けはつかない。コロンビア大学だけはキャンパスらしきものがある)。

 ワシントン・スクエアの周辺はグリニッチ・ヴィレッジと呼ばれる。東に歩けば6番街である。ここから7番街にかけての周辺は、ニューヨークの前衛的な作家、芸術家のたまり場だ。いまでは、ゲイ・レズビアンの多い地区で有名で、「ゲイ通り」もあり、ヴィレッジのなかの公園には「ホモの像」というのがたっている。毎年、6月にはゲイ・レズビアンの行進がここである。同性愛はいまでは社会公認で、ゲイ・レズのパレードにはニューヨーク市長や主立った政治家も参加する。ヒラリーさんも参加していた。ジャズで有名なヴィレッジ・ヴァンガードもこの地区にある。

 ワシントン・スクエアの東側はイースト・ヴィレッジ。ここも、アヴァンギャルドな雰囲気を持った街である。ワシントン・スクエアを南下して、ハウストン通りを渡るとソーホー(South of Houston=ハウストンの南)である。昔は倉庫・工場街であったが、いまでは、ファッションの街ということになっている。ソーホーの南には、リトル・イタリーがあり、それに隣接して、南に巨大なチャイナ・タウンが広がっている。
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