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ニューヨークで暮らすということ
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雑学
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2 ニューヨーカーの生活事情あれこれ

『ニューヨークで暮らすということ』
[著]堀川哲 [発行]PHP研究所


読了目安時間:22分
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ニューヨークの地下鉄

 ついでにニューヨークの地下鉄についてひとこと。前にも書いたように、地下鉄は全線均一の1ドル50セントで、24時間営業である。多くは超ボロである。窓ガラスは曇り、外がよくみえない。清掃なんかしないのであろう。

 ニューヨークの地下鉄は安全になったと言われているが、それでも、路線によっては日没後は危険である。深夜だけの話ではない。つい2〜3日前にも、チャイナ・タウンの駅、カナル・ストリート駅の構内で、夕方(!)、若い女性がレイプされた、というニュースがあった。少し前でも、同じくこの駅のホームで、銃撃事件があった。車内で若者の不良グループがけんかになり、カッときた女性がホームで拳銃を抜き、相手側の若者に発砲したのである。


 ニューヨークの地下鉄にはトイレはない。いや、あったのであるが、あまりにも犯罪が多いので、全部閉鎖し、使用禁止にしたのである。マンハッタンでさえも、深夜になれば、地下鉄に乗るときは細心の注意が必要である。ホームの端にはいかない。改札口のそばにいる。ともかく、人がいるところにいる。電車がきても、なかの様子をみて、危険そうであれば、乗らない、といった注意である。タクシーを使えばいいじゃないか、と言われるかもしれないけど、同じようなことを思っている人もたくさんいて、特に週末の夜にタクシーをつかまえることは、きわめて難しいのである。

 クイーンズ、ブルックリン地区となると、夜間の地下鉄はきわめて危険である。このあたりは、十時をすぎると、乗っているのはあなたひとりということも不思議ではない。普通は、こういう地区では、人が少ないときは、改札を入っても、ホームには出てはいけない。暗いホームではなにがあるかわからない。改札口の近くで待っているのである。改札口では誰かがいることがあるし、それに襲われにくいからである。もっとも、電車がきても、乗れば安全というわけでもない。このへんは、もう運にまかすしかない。

 別に脅かすつもりはないけれど、ニューヨークでは、誰も、特に日没後は、いま自分がどの地区にいて、どの方向に向かって歩いているか、周りの状況はどうか、道の向こうにみえるあの人間たちはどういう種類の人間か、といったことを意識しながら歩いているのである。こういうことを言うと、つかれそうと思われるかもしれないけど、そうでもない。この街にしばらく暮らすと、自然と身体がそうなってしまう。いわば、身体が無意識にニューヨークにあわせているのである。

ニューヨークの冬と夏

 さて、暖房の話である。ニューヨークの冬は寒い。夏は猛暑で40度近くになるそうであるが、去年(2000年)の夏は涼しく、ラッキーであった。
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