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骨抜きにされた日本人
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政治・社会
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十四、民族派出版物の検閲

『骨抜きにされた日本人』
[著]岡本幸治 [発行]PHP研究所


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「右」を排除した初期のパージ

 先に左翼出版物の代表である『アカハタ』について述べたので、今回はそれと対照的な立場の出版物を取り上げることとしよう。

 アメリカは早くから、日本を改造してアメリカの脅威とならない国家につくり替えるために、戦前・戦時の日本の指導者層を公共的職務からいっさい排除する方針を定めていた。「ポツダム宣言」では「日本国民を欺き、世界征服の暴挙に出た過誤を犯させた者の権力と勢力とを永久に除去すること」を宣言していたし、「初期の対日方針」(昭和二十年九月二十二日)でも、「軍国主義の権力と影響力は日本の政治、経済、及び社会生活から一掃されなければならない。軍国主義及び好戦的国家主義の推進者は、公職及び公的または重要な私的責任ある地位から排除され、かつて職業軍人であった者、その他軍国主義及び超国家主義の推進者は監督的及び教育的地位から排除されなければならない」としていた。

 アメリカ政府は「初期の基本的指令」(同年十一月一日)のなかで、これをさらに具体的に敷衍(ふえん)している。「日本の侵略計画を作成し実行するうえで、行政、経済、その他の重要な問題に積極的な役割を果たした人々及び大政翼賛会、大日本政治会とその機関、並びにこれを引き継いだ団体の重要人物はすべて拘置し、今後の措置を待つべきこと」、「受け入れがたい人物、または信用し得ないと確認された人物を罷免」、「信用できぬ、好ましからざる分子、とくに極端な国家主義的、暴力主義的、秘密愛国結社の構成員は追放されなければならない」などとしたのであるが、「高い責任地位から誰を追放するか決定する最終責任」については、マッカーサーに広範な権限を与えていた。

 アメリカは、敗者の思想的変革・解体のために指導層の追放(パージ)を行うという実績をじつは国内で有している。
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