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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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2 イスラエルの流浪と神の認識 ─寄留者と神─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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“流浪”という生きかたによって形づくられたユダヤ教


 その出発がアブラハムの旅にはじまるだけではない。多くのユダヤ人(イスラエル民族)が〈約束の地〉を離れ、世界各地に生活圏をもつ現実から見れば、イスラエル民族は、現代におよんで旅の途上にあるともいえる。

 むろん、イスラエル十二部族の祖ヤコブ一族によるエジプトへの移住、さらには民族の神ヤハウェの顕現を受けたモーセに率いられ、エジプトを脱出し、四十年間におよんで荒野(あらの)を流浪したと伝えられる「出エジプト記」にくわしい大脱出(エクソダス)をたどるまでもない。

 現在、パレスティナ(イスラエル)を離れて世界各地に居住するディアスポラ(離散ユダヤ人)の境遇を尋ねるなら、誰もが精神的なふる里としてのイスラエルをあげるだろう。ユダヤ人すなわちイスラエル民族は、前六世紀にバビロニアへ捕囚の身となって以来、このバビロニアに離散ユダヤ人コミュニティを形成してきたのをはじめとして、広く地中海世界、さらにオリエント各地に居住地をもって、仮寓の生活をおくってきた。
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