読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
50
kiji
0
0
1167390
0
荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
5 救済の原理と〈神の国〉 ─プロテスタンティズムとユダヤ教─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


読了目安時間:7分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ

ルターによる教皇権への抗議


 中世をおおった死の暗雲とはおよそ対照的ともいえる、生の光を謳歌するルネサンスが、十五世紀から十六世紀にかけての西ヨーロッパに拡大していた。

 古代ギリシア、ローマ文化の復興という、いわば中世の苦悶をはらいのけようとするかのような精神運動は、商業資本の興隆による都市の発達を背景に各地へ躍動して行く。古代西ローマ帝国の崩壊とともに失われ、忘れられていた古代ギリシア・ローマの文化が、「再生」を意味するルネサンスによって再現されようとしたのである。

 人間性と理性の尊重に促され、ヨーロッパ近代精神を導く力ともなった、多様な分野にわたる文化的活動は、早くから商業都市の発展の見られたイタリアを中心に起こる。

 イタリア初期ルネサンスを象徴するボッティチェリの「春」や「ヴィーナス誕生」といった、神話的光の世界。さらに最盛期にはレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどを輩出したルネサンスは、あらゆる分野におよんで危機に直面していた十四世紀から十五世紀にかけての暗黒の時代からの回復を示していた。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:2954文字/本文:3418文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次