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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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3 神の言葉の現実感覚 ─アッラーと人間との取引き─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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『コーラン』とは「読誦されるもの」


 当然のことだが、ムハンマドにくだった啓示は彼が日常解するアラビア語である。しかも啓示は神が一人称で語るもので、その意味では、いっさいの人間の言葉から区別され、伝統的に他の言語への翻訳は拒否されている。アラビア語の『コーラン』だけが聖典『コーラン』であり、その他の言語のものは、『コーラン』の解説書として位置づけられているのである。

 さらに「コーラン」つまり「クルアーン」とは「読誦されるもの」という意味をもっていた。そもそもムハンマドへの啓示は、『コーラン』の原本ともいうべき「天に保存されていた書板」を、天使ガブリエルを通してムハンマドへ直接読み聞かせたことにあった。したがって、『コーラン』は本来、声を出して読誦することに原点があったのだ。このことから、イスラーム世界では歴史的に、『コーラン』を音楽的に朗誦することが宗教音楽の域にまで高められ、尊ばれているのである。
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