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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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3 峡谷の部族国家 ─アフガニスタンの孤独─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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大国の介入で呼びさまされた部族意識


 世界の多くが支援を約束し、暫定政権の誕生を見て二年余をすぎてなお、アフガニスタンには、部族・民族の思惑を超えた統一された国家の姿が見えてこない。

 だがこれは、必ずしもイスラームという宗教そのものに原因することではないだろう。ここには歴史的に形成された部族社会というまとまりが、旧ソ連やアメリカといった大国が介入したことをきっかけとして、より狭い部族意識を呼びさましてしまったという、新たな悲劇が根本にある。

 紀元前の時代から文明の十字路として、ガンダーラ仏教文化の一角を占め、交易の要衝を占めてもいたアフガニスタン。その三千年余の歴史を秘めた国に、少なくとも近世以降の大国の介入によって生まれた、ねじ曲げられた部族意識の対立がさらけだされているのである。

 大英帝国がインドを領有・支配していた十九世紀。
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