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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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4 バルカン半島 ─血塗られた二十世紀の宗教─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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「民族浄化」という名のもとに行われた無差別の虐殺


 十九世紀以来、ドイツをはじめとするヨーロッパの列強にとって、無秩序で野蛮なアジアの勢力から防禦する緩衝地帯として位置づけられてきた東欧に含まれるバルカン半島。

 六つの共和国によって構成されていた旧ユーゴスラビアの一角、スロベニアが一九九一年に独立宣言したことによって事実上はじまった〈ユーゴ紛争〉の結果を踏まえ、もっともアジアに近いルーマニアからたどれば、バルカン半島には現在、ブルガリア、セルビア・モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニア、さらにマケドニア、アルバニア、ギリシアが含まれることになるだろう。

 トルコ語で「山々の連なり」を意味するように山がちなバルカン半島だが、ここには多くの民族がそれぞれに異なる宗教認識をかかげ、歴史を通して〈国家〉というワク(ヽヽ)にしばられまいと葛藤をくり返してきたその民族紛争が、二十世紀百年を血で染め、二十一世紀のいまも、誰もが一九八〇年代に激化した〈民族浄化〉(エスニック・クレンジング)というおぞましい記憶をぬぐえないでいる。
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