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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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5 エルサレム ─聖地という神の領土─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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聖なる伝説を生んだ世界の中心


 エルサレムという都市へ、周辺のどこから入ろうと、町中へ向かうには必ず白っぽく乾ききった丘を越えて行かなくてはならない。

 紀元前九〇〇年代のはじめに、南のユダと北のイスラエルを支配下におき、はじめて統一王となったダビデがエルサレムに都をおいたのは、この地が南北いずれの支配にも入っていなかったからと伝えられている。標高八〇〇メートルのエルサレムは南北イスラエルの境界に位置していたのである。

 しかも現在にいたって、神殿の丘の名でよばれる旧エルサレムの中心は、ダビデがカナン系のエブスびとの「穀打ち場」(『旧約』「サムエル記・下」第二四章)であった丘上を彼らから買いとったものだった。いわば土着の人々の集落の一角にあった農作業場に、ダビデは(しゆ)の祭壇を築き、神に犠牲獣を供えて焼き、みずからの献身を表わす〈燔祭(はんさい)〉をささげたと、先の「サムエル記」にある。
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