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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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4 呪術化と十方浄土 ─密教の世界観─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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密教化を招いたインド商業社会の変化


 宗教がその活動を機能させてゆくためには、どんなかたちにしろ出家者・聖職者を援護する在家者の力がなくてはならない。

 在家者集団による僧団(サンガ)への布施(財施)と彼らの要望が、その後の僧たちの活動を方向づけてもいた大乗仏教において、僧団の規模が拡大し、その活動が多様化する過程で、一方で信仰の場を広げているヒンドゥー教の動きを無視することはできなかった。ここでは在家者集団の要望は、大乗仏教のさらなる変容を迫っていたのである。

 マウリヤ王朝の崩壊後、四世紀前半から五世紀末におよぶインドを統一したグプタ王朝がバラモン教を復興し、古典文化を隆盛に導くなかで、仏教の教学研究もすすみ、インド仏教美術を代表する名像を生みだしてもいた。だが、五世紀末にこのグプタ王朝が滅亡すると、バラモン教も仏教も、その主要なうしろだてを失うことになる。
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