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荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教
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生き方・教養
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3 緑の神学 ─世界と連動する内面宇宙─

『荒野(あらの)の宗教・緑(みどり)の宗教』
[著]久保田展弘 [発行]PHP研究所


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荒野の神学・緑の神学


 シナイ半島をめぐり、シナイ山をたどりながら、私の脳裏を離れなかったのは、聖書にしばしば記される〈荒野(あらの)〉がもつ意味だった。

 砂漠といっても、砂のうねりには遠い岩砂漠の名がふさわしいそこは、わずかに雨の降る短い冬にしか、草花の萌えることがない。シナイ半島の年間の総降水量は一五〇ミリという。

 モーセが神から十戒を授かったと伝えられるシナイ山の山頂から、周囲のどこにも生命の気配をうかがうことができない恐ろしさは、この地に神の啓示があったという伝説の特殊性をひどくリアルなものにしていた。
「出エジプト記」(第一九章一九〜二〇)が記すように「モーセは語り、神は、かみなりをもって、彼に答えられた。主はシナイ山の(いただき)に下られた」とするなら、この荒野の只中において、雷鳴は稀に見る自然現象にちがいない。
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