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異説で解き明かす近現代世界史 〈経済〉から見えてくる歴史教科書のウソ
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歴史
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11/共産ソ連の成立と冷戦(一九二二年)

『異説で解き明かす近現代世界史 〈経済〉から見えてくる歴史教科書のウソ』
[著]菊川征司 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:14分
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【通説】 米国とソ連の代理戦争が次々に勃発


 一九二二年、ロシアとウクライナ、白ロシア(ベラルーシ)、ザカフカースの四カ国による第一回全連邦ソビエト大会が開催され、レーニンの主導によって、十二月三十日にソビエト社会主義共和国連邦の樹立が宣言された。


 ここに労働者の理想的国家建設を謳った世界初の社会主義国家が誕生し、自由競争によって経済の活性化を目指す資本主義国家全盛の時代に、国家が資源と生産をすべて国有化するという共産主義体制を採用した。


 翌一九二三年のウラジーミル・レーニンの死後、ヨシフ・スターリンはレフ・トロツキーを共産党から除名し、他の党員との権力闘争に勝利して党員名簿と経理を掌握することで、党の実権を握った。


 スターリンは強大な権力地盤を築き、五カ年計画を成功させて急速な工業化と経済成長を達成して、ソビエトを米国に次ぐ世界二番目の経済大国へと躍進させた。


 第二次世界大戦後、ソ連は東ヨーロッパ諸国の反対派を粛清し、スターリン主義的な社会主義政権を導入し、これらをソ連の衛星国とした。そしてワルシャワ条約機構などにおける東側諸国のリーダーとして、米国をリーダーとする資本主義(西側諸国)陣営に対抗した。第二次世界大戦から一九九一年の崩壊までの間、米国との間では直接戦争こそ生じなかったものの、ベルリン封鎖などの有形無形の敵対行動や朝鮮戦争、ベトナム戦争など世界各地で代理戦争という形で、東西冷戦と呼ばれる対立関係が形成された。


≪Keyword≫ 共産主義


 資本主義の原則である生産手段の私的所有を制限または否定し、生産手段の社会的所有や管理などによって、生産物や富を平等あるいは適切に分配した、より公正な社会を実現しようとする思想は社会主義と呼ばれ、非常に多くの思想を総括した言葉です。

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