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(2021/11/26 追記)

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ゼニの人間学
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生き方・教養
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ビンボー人は、もっと大声で言いたいことを言わんとあかん

『ゼニの人間学』
[著]青木雄二 [発行]インプレス


読了目安時間:3分
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 ビンボー人は、だまされやすく、(しいた)げられやすい。そして、金持ちの横暴にいつもギャフンと言わされてしまう。


 ことに、アパートや賃貸マンションの貸し借りについては、いまだに江戸時代の地主と水飲み百姓の小作の関係が残っているみたいや。


 そもそも、入居のときに権利金を払うが、あれは、何年たっても利息がつかない。たいていの契約書には、そのことがちゃんとうたってある。大家のほうは、その権利金を運用するわけやから、当然利息がついている。それをもうけているわけである。まず、ここのところが腹が立つやないか。


 しかも、その権利金を返すときには、「カベにたばこのヤニがついた」「フスマが日に焼けた」などの理由で、無条件に二割から三割は差し引かれる。


 東京ではあんまりそんなことはないらしいが、このあたり、関西の大家や不動産業者はかなりあくどいことをしている。


 実は、僕は以前からワンルームマンションを借りていて、最近、それを解約した。


 ところが、横柄な不動産業者で、権利金を返すのが、一カ月後になるなんて言いよったから腹が立った。ごねてやったわい。

「おまえなあ、すぐに払うべきものなのに、払わんということは、ワシがお前のところに貸していることになるんやぞ。きちんと借用書を書いてもらおうか。金利もちゃんと払ってくれるやろな。保証人もつけるんやで」


 五十万円近い額だったから、高利でとっていれば、一カ月といえどもバカにならない。


 こんなふうにごねたら、不動産会社の部長もびっくりして、すぐに権利金を振り込んできよった。


 もし、こっちが強気に出なかったら、あの不動産屋は、一カ月後にしか、カネを振り込まなかっただろう。たいていの人は、強気に出ないから、不動産屋の言いなりになってしまうしかない。


 けどな、こんなときは、大声で言いたいことを言わないといけない。言っても通らないかもしれないが、ちょっと強気に押せば、意外と通ることだってあるのだ。


 腹が立ったけど、どうにもならんことかてあったな。


 会社をやっていたころの話や。


 人が増えて事務所が手狭になったので、広い部屋を借りた。


 そしたら、なんと電気代の請求が、一カ月で五万円もきたんや。その前のところでは、月に八千円やったから、この請求はとんでもないデタラメだと思った。それで大家にねじ込んだが、電気というのは、電力会社から買った大家が、(たな)()にいくらの値段をつけて売ろうと勝手なんやという。


 関西電力に聞いたら、まきにその通り。大家は、電気代にいくらでも上乗せしてピンはねできるシステムが公認されているのだった。これも自民党の金持ち万歳の政策の結果と言わざるを得ない。


 実に腹の立つ話やないか。こんなことが、よくいまの世の中でまかり通っているものだと思う。だが、裁判にもちこんでも大家や電力会社を相手にして、彼らを屈服させるだけの根性のある裁判長はいないだろう。最近の裁判は、どれをみてもうさん臭い判決ばかりではないか。



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