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(2021/11/26 追記)

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仕事を通して人が成長する会社
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第六章 地場産業×趣味=高付加価値 シアターハウス

『仕事を通して人が成長する会社』
[著]中沢孝夫 [発行]PHP研究所


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 妥協を許さない最高のスクリーン

 地場産業の関連でもう一社、繊維産業を発展させ、果敢に新たな展開に挑んでいる人を紹介する。

 吉村明高さん(一九五九年生まれ)が、福井の県内ではありふれた家業ともいえる(はた)屋から独立メーカーへの転換をした動機は、迫力のある映画を家庭で観られるようにということだった。

 福井市内でフルハイビジョン対応のスクリーンなど、ホームシアター用設備の製造販売をしているシアターハウスは、起業してまだ十年足らずだが、全国の家庭やオフィスに「スクリーン革命」を起こしている。

 代表取締役の吉村明高さんが「大画面のスクリーンを友人の家で観て、その迫力に感動した」のは二〇〇一年のことである。さっそくプロジェクターとスクリーンを買って家で映画を楽しみ始めたが、だんだん不満を抱き始めた。使い勝手の悪さとか、画面の鮮明度とか、(しわ)のこととか、あるいは大きさといった「スクリーン」にまつわるさまざまなことである。

 自分で作ってみようと思ったのはそのときだった。お父さんの代からの家業は機屋である。糸を布にするのが仕事だ。つまりもともと「糸」を加工するのはお手の物だった。それまでにも自分で開発した女性向けの服地を織っていた経験もあるので、スクリーンの開発には自信があった。そして何よりも面白そうだった。そのように始まって、自分で工夫して思い通りの画面を作ることに成功した。その結果が起業につながったのである。
「ひょっとしたら他にも欲しいと思う人がいるかもしれない」と考え、ヤフーのオークションに出してみたら個人が買ってくれた。まだ趣味の範囲だったが、「これはビジネスになる、と思って本格的に立ち上げたら、一ヵ月で二〇〇万円を超える売り上げになり、瞬く間に本業を超えた」とのことである。

 そのとき考えたことは「自分と同じように思い通りの画面を手に入れることができずにいる映画好きの人たちに、最高のスクリーンを提供しよう」ということだった。
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