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仕事に使える脳科学! 目からウロコの「成功の秘訣」
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ビジネス
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第1章 企画力アップの脳科学

『仕事に使える脳科学! 目からウロコの「成功の秘訣」』
[著]福井一成 [発行]PHP研究所


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第1章 企画力アップの脳科学


企画力アップの秘密の方法とは




 企画部門は、どこの会社でも注目を浴びている部門であり、企画は最も頭脳を使う仕事の一つである。だからこそ、脳科学を利用して仕事をしなければならない。脳科学的根拠のない企画の仕事など、ナンセンスなのだ。


 ビジネスのノウハウ本を見ると、企画の仕事をする時は「発想の転換をしろ」「常識を打ち破れ」「ヒラメキが大切だ」などと書いてある。よくもまあ、これだけ出まかせを言えるものだと感心してしまう。出まかせというのは言い過ぎとしても、医学的根拠を何も書いていない本が非常に多い。


 では、企画の時に一番使うのは、脳のどの部分であろうか? それは前頭葉だ。前頭葉とは、その名のとおり、頭の前の部分である。脳の一部分を「葉」というのも変な話だ。とても葉には見えないが、昔からそう呼ばれている。


 前頭葉の他に企画で使う脳に、(かい)()がある。海馬の働きは、ものを暗記すること。アイデアを出すのにも、実は過去の記憶が必要なのだ。何もないところから、アイデアは生じない。無から有は生じないのである。


 大脳は、右脳と左脳に分けられることはご存知だと思うが、右脳も企画に必要なのである。右脳の直感力や画像処理能力が、アイデアを出すのに有効なのだ。


 このように、企画の仕事をするには、企画に必要な脳の部分がある。それらの脳をどのようにパワーアップするのか、それが問題だ。そのことについて、今から詳しく述べよう。


要点

1 ▼ 企画の仕事は、最も頭脳を使うので、脳科学的な根拠のある方法で行なう。

2 ▼ 企画に一番必要な脳は前頭葉だが、その他に海馬や右脳も必要である。


前頭葉こそ企画脳である




 人類は企画が得意な生き物である。太古の昔から、人間はいろいろなものを考案してきた。たとえば、狩猟の道具・土器・農具などである。これらはすべて、企画・創造の産物だといえよう。人間の脳をサルと比較すると、前頭葉が一〇倍以上も発達しているが、その前頭葉を使って、人類は創造性を発揮してきたのである。


 もちろん、創造性だけではない。判断力・論理力・計画性など、人間の思考力のすべてが、前頭葉でプログラムされているのである。だから、前頭葉にダメージが加わると大変だ。人間性が失われてしまう。たとえば、脳腫瘍のために前頭葉の一部を摘出したり、交通事故などで前頭葉が損傷した場合、記憶力には問題ないが、合理的に物事を考えられなくなる。


 さて、いよいよ前頭葉をパワーアップする秘策について。意外だと思うかもしれないが、まずは運動である。運動することによって、もちろん手足の運動に関係する脳((うん)(どう)())も発達するが、それと同時に、前頭葉や海馬の神経細胞も増えるのである。


 脳神経細胞が増えるメカニズムは、一九九八年にアメリカのエリクソンが報告している。脳の中には、(かん)(さい)(ぼう)といって、どんな種類の神経細胞にもなることが可能な細胞がある。この幹細胞に何らかの刺激が加わると、(しん)(けい)()細胞になり、必要な場所に移動する。その場所で神経細胞に変わり、他の神経細胞と情報をやりとりする。この結果、前頭葉の働きがパワーアップするのだ。

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