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なぜ飼い犬に手をかまれるのか
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虫たちの越冬

『なぜ飼い犬に手をかまれるのか』
[著]日高敏隆 [発行]PHP研究所


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 冬の乾燥がこわい

 いよいよ十一月も終わりに近くなった。冬でも体温を保って元気にしていられる鳥やけものたちのような温血動物はべつとして、虫たちのようないわゆる変温動物はたいていどこかへ姿を消してしまった。

 たしかに冬は寒い。

 けれど動物たち、とくに昆虫たちにとって、寒さそのものはそれほどこわいことではないのである。

 彼らが恐れているのは、まず冬の乾燥である。

 冬は水分が凍ってしまう。雨は雪になり、たまった水は氷になる。したがって空気中の水分は少なくなり、空気は乾燥する。

 冬の乾燥は人間の肌をかさかさにするが、小さな虫にとっては命にかかわる恐ろしいことである。
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