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なぜ飼い犬に手をかまれるのか
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夏のセミたち

『なぜ飼い犬に手をかまれるのか』
[著]日高敏隆 [発行]PHP研究所


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 セミの登場に順番がある

 今日七月の十二日。庭の桜の木のあたりから、今年初めてのニイニイゼミの声が聞こえてきた。心なしか声もか細く、弱々しいが、今日か明日かと待っていたその鳴き声はうれしかった。

 五月に松林で鳴くハルゼミや、六月に鳴くエゾハルゼミをべつにすれば、セミは夏の象徴である。小学生のころ、もうすぐ夏休みという七月の半ば、耳に()みいるようなニイニイゼミの声に、なぜか心が躍るのを感じた。

 まもなくアブラゼミとミンミンゼミのさわがしい八月が一日、一日と過ぎていき、夕方にヒグラシも鳴くようになる。そのころ東京にいたぼくは、あのすさまじいクマゼミの声は知らなかった。
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