右に、半ば座興、半ばまじめに、八通りの「まじめ」の型を見てきたが、そもそも「まじめ」とはどういうことか。『国語大辞典』(小学館)にはこうある。「真剣な顔つきであること。本気であること」。「誠実であること。まごころがこもっていて、飾りけがないこと」。
また『新明解国語辞典』第四版(三省堂)ではこうである。
誠実で、一生懸命事に当たる様子。「まじめ一方の人〔=まじめなだけで、冗談などを解さない・(つきあって、おもしろみの無い)人。俗に、『まじめ人間』などとも言う〕(略)」
予想したとおり、両方とも「まじめ」な定義である。「真剣」で「本気」で「誠実」で「まごころ」で「一生懸命」。