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人生を変える過去世セラピー
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生き方・教養
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第4章 なぜ、この家族を選んだのか──縁とカルマ

『人生を変える過去世セラピー』
[著]大野百合子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:19分
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人間関係の中でも、もっとも親密で濃厚なつきあいを求められる家族。それだけに、いったん衝突やトラブルが発生すると心が深く傷つき、人生の歩みに大きな影響を与えかねません。私たちの魂は、なぜこの家族を選んだのでしょうか。今世に課せられたレッスンがそこにあります。

ケース1
後悔が過去世との逆転を引き起こす
「母親との関係がうまくいかない」 榎本雅子さん(35歳)


 榎本さんは、おとなしい感じの、でも芯はしっかりとした独身の女性です。図書館の司書という仕事は、読書が大好きな彼女にとっては、ぴったりと合っています。ただ、職場の人間関係がうまくいかず、自分を主張できないことが彼女の悩みでした。

 その相手は、彼女より先輩の、かなり几帳面なタイプで、こうでなくてはならないといったしっかりした自分の規範を守る強い女性です。榎本さんの仕事ぶりを批判することも多く、彼女の前に出るとどうしても萎縮してしまうと言います。職場の編成替えと共に、その女性と一緒に企画をたてるなどの仕事を共にすることが多くなり、いつきつい言葉を言われるのかとかなり神経が弱っているようでした。

 今の職場状況からもわかるように、前から強い人の前で萎縮する自分に気づいていたと言います。高校生の時も、どうしても強い人の意見に同調してしまう自分がいやで仕方なかったと。

 問題が現在のことでも、その原型になるパターンは、だいたい5歳までに培われることが多いのです。5歳までの人間関係の中でも、パターンの大元になるのが両親との関係性です。

 榎本さんに、幼い時のお母さんはどんな感じだったのかを尋ねてみました。すると、不在がちで、どちらかと言えばおとなしいタイプの父親に対して、母親は大変厳しく、強い言葉を使う人でした。長女の榎本さんは、その母親のもとで、母が選んだお稽古(けいこ)ごと、ピアノと英会話に通わされ、母親が選んだ友達と遊んでいたと言います。彼女は女性なのに、なぜか剣道をやってみたいと強く願い、母親に何度も頼んだそうですが、かないませんでした。

 私たちは、幼いころに作り上げた人間関係のパターンを、大人になっても繰り返します。榎本さんは、職場の先輩との間に、結局は母親と自分との関係を投影していたのです。

 今でも、母親からの電話に対しては、萎縮してしまうといいます。もう自立してから長い時間が過ぎているというのに。ただすべては母親の愛情から出た行為だと、榎本さんは自分を納得させていました。しかしながら、無意識に握ったこぶしからは、好きなお稽古ごとをさせてもらえなかった彼女の怒りのエネルギーが出ていました。

 この場合、今世を取り扱うインナーチャイルドワークが有効なのですが、過去世退行したいという本人の希望を受け入れて、母親と共に過ごした過去世へと誘導しました。クライアント本人が望むことを行うのが、一番効果的なセッションになるからです。


 彼女が退行した先は、未開地域。東南アジアの少数民族のようです。彼女は男性で、部族の長老のような存在。呪術的な力もあります。過去世の彼女は、自分の力を信頼し、部族の人々のためを思ってはいましたが、ある意味絶対的な存在でもありました。

 そして、家族よりも何よりも、部族の調和と繁栄をすべてに優先し、自らが信じることにしたがって思いどおりに支配していました。部族の人々にとって彼の言葉は絶対で、逆らうことなど思いもよらないことでした。

 彼には後継者と見込んだ一人娘がいました。自分の娘の先を見通す力に気づいていた彼は、娘が幼い時から自分の跡を継がせるべく、数々の厳しいトレーニングを行ってきました。
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