読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
詳しくはこちらでご確認ください。

0
50
kiji
0
0
1172922
0
「ODA」再考
2
0
0
0
0
0
0
政治・社会
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
2 中国へのODA供与は必要なのか

『「ODA」再考』
[著]古森義久 [発行]PHP研究所


読了目安時間:11分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 「人民の心へのアピール」は空論

 さて、ではなぜ中国への巨額のODA供与が必要なのか。これまでの対中ODAはその意図する目的を果たしてきたのか。

 中国への援助の理由については、まず一九七九年当時の大平正芳首相が日中間の経済協力の必要性などを強調する対中援助の三原則を公表した。

 一九八八年当時の竹下登首相は「中国人民の心へのアピール」を援助の主目的にあげた。そのほかの歴代の首相や外相の声明、さらには九二年に閣議決定された「ODA大綱」、外務省が毎年、発表する『ODA白書』などで援助の理由はいろいろ説明されている。

 それらをまとめてみれば、「日中両国の友好」のほかに中国側の「経済の発展」「市場経済の拡大」「国家や社会の安定」「貧困の救済」「民主主義の拡大」などが対中援助の目的であり、その目的達成がけっきょくは日本の利益にもなる──という主張であろう。

 だが現実にはその目的は達成されているのか。それら目的の追求が日本の利益となるのか。

 まず「日中両国の友好」についてみれば、日本からのODAが中国側の対日友好を増したという証拠はどこにもない。中国社会では日本も日本人もあいかわらず悪役である。江沢民主席の一九九八年の訪日の例のように、中国政府は日本に対し高所からの非難や説教を繰り返す。官営マスコミは反日の記事やマンガを頻繁に掲げる。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:4764文字/本文:5334文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次