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離婚を考えたときに読む本
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Part6 熟年離婚

『離婚を考えたときに読む本』
[著]新川てるえ [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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熟年離婚とは?




 二〇〇五年に「団塊の世代の大量定年問題」を踏まえ、夫婦のあり方を扱ったテレビドラマがありました。その番組が高視聴率を記録して流行語になったのが「熟年離婚」。二十年以上の長い結婚生活の末にする離婚のことです。「熟年離婚=熟年者の離婚」と思っている人もいるようですが、五十五歳で結婚し、六十五歳で離婚したとしても、熟年離婚とはいいません。籍が入っているだけで別居していた中高年夫婦の離婚も、熟年離婚とは呼びません。長く連れ添った夫婦が、夫の定年退職などを機に一気に生じた不満や、それまで散々我慢して鬱積していた不満による離婚のことを言います。


 先にも書きましたが、私の周りにも「子どもが成人したら離婚しようと思っている」というようなことを口にする人がいます。夫婦の両者が同じ感覚をもっていれば問題はないのですが、妻側だけがそう思っていて、夫は妻がそう考えていることをまったく知らないケースが多いようです。「ある日突然、妻が家を出て行ってしまって、離婚届が置かれていた」というケースが、私の周りにはいくつかあります。


 夫への恨みと離婚願望は強くなる一方であり、我慢してきた期間も長いので準備は万端、いざ実行となれば容赦ない──こうしたケースが熟年離婚には多いような気がします。離婚後に損をしないよう、しっかりと自分の生活設計を考えて、もらえるものはしっかりともらって離婚する。そんな女性たちが多いように見受けられます。


 夫のほうは“寝耳に水”状態です。妻が婚姻中に夫の稼ぎから貯金を溜めてマンションを購入し、ある日夫が帰宅したら、必要なもの(貯金や家具等)を全部持って引っ越ししていた。そして後日、離婚届けが送られてきた──そんな人もいました。理由を聞くと、何十年も前の夫の浮気に恨みをもっていて、夫からすれば、以降は家族を大切にしてきたつもりだったので、浮気については名誉挽回したと思っていたのに……ということだったようです。


 このように、熟年離婚の多くは「妻側からの申し立て」が多いのです。つまり、夫のほうにはさほど不満はないが、妻には長年の夫婦生活に多くの不満があり、それを我慢して、タイミングを狙ってきたということのようです。

熟年離婚の原因




 二十年以上長く連れ添った夫婦の離婚──その理由はさまざまですが、先に書いたように、長期にわたって我慢してきたことの積み重ねが原因なので、何か一つということではないようです。


 熟年離婚を切り出すのは、ほとんどが妻からです。長年にわたって夫にバカにされ続けてきた復讐として、「妻を辞めたい」というのが熟年離婚の本音です。実はずっと前から夫のことは嫌いだったので、その理由は一つだけではなく、夫に対する細かな不満がたくさんあったわけです。

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