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『青春ノート』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


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 この本は、以前雑誌に書いたものを中心にして編集したものである。

 前に書いたといっても、今より決してねうちのないものだとは思わない、つまり人間にはその時その時で書けるものには限界がある。

 老人の書いたものと若いものの書いたものはちがう。これをどちらが素晴らしいなどということをいってもはじまらない。

 二十歳には二十歳でなければ書けないものがあるし、五十歳には五十歳でなければ書けないものがある。僕が感心しない本は二十歳の時に五十歳の人の書くようなものを書こうとした本である。

 僕がはじめて秋元書房から本を出したのは「高校生日記」である。この本は事実上もう二十年前に書いている。出版されてすでに十年をこしている。

 しかしこの本は今の僕にはもう逆立ちしても書くことはできない。あの時書いておかなければ生涯決して書けなかった本である。芭蕉は一句一句を生涯最後の俳句と思って作ったというが、創作する人間は芭蕉でなくても、誰でもそうなのではなかろうか。そうならざるを得ないという気がする。絵画でも建築でも、年をとってからでは、やはり若い頃と同じものはつくれない。人間は年をとるにしたがって、得るものと失うものとがある。その年齢、その年齢で持っているものを大切にする、僕は本ばかりでなく、そうした生き方をしたいと思っている。
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