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あなたは何を信じて生きるのか 確信の喪失
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政治・社会
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あとがき

『あなたは何を信じて生きるのか 確信の喪失』
[著]西尾幹二 [解説]佐伯啓思 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 この本は『日本の孤独』(一九九一年一二月、PHP研究所刊)につづく、私の新しい時事評論集です。一九九二年に私が世界の動きを見て、考え、感じたことが基本になっています。

『日本の孤独』が湾岸戦争からソ連の解体あたりまでを主に話題にしているのに対し、本書はそれ以後、世界が混迷の度を一段と深めている中で、日本の立場を確認し、日本人としてのあるべき自己主張のロジックをさぐりました。


 従来私は新聞や雑誌の求めに応じて、それぞれ特定の角度から、小さな文章を書く習慣にならされてきていて、評論集はどうしても小さな文章を集めた本になりがちでした。しかしこの本は少し違います。五つの大きな、まとまった内容の文章が並べられています。じつはこの本ははじめて私の話しことばを基にしてつくられました。


 私は講演を依頼されると、自分が新聞や雑誌に書いた小さな文章を携えて行きます。そしてそれを拡大し、新しい内容をつけ加えながら話を進めることが多いのです。書かれた小さな文章よりも、それをつないだ講演の方が、広い展望を持つことがまま多いことにも気づいていました。


 学研から講演を本にするというお話をいただいたとき、たしかに書くときとは違った思いがけない切り口や連想があるし、広い展望が得られそうだという期待もあって、やってみる価値があるように思いました。しかし勿論、講演会場で話したときのままではありません。複数の講演を組み合わせて、全体を再構成してみました。やりだすと、凝り性なので、加筆は大幅でした。


 そんなわけでこの本は恐らく大変に読みやすいと思います。私の本はもともとそんなに難しい内容のものはないのですが、その中でもこの本は最も読みやすいうちに入ると期待しています。


 講演の大半はアメリカのクリントン内閣が発足する以前、またドイツの憲法一六条の改正が決定する以前に、行なわれました。


 しかし一九九二年に述べた私のアメリカ観、ドイツ観に、変更の必要はないように思いました。全体を再編成するに当って、一九九三年二月末の段階で新たに調べのついたことや考察したことも、つけ加えられています。


 そういうわけで、この本は話したことそのままではなく、再編成に意を注いでいますので、書いた文章と著しく違うものではありません。


 最後に本書の企画を立案し、記録の整理、再編成にご助力下さった学研の白倉紘一氏、月岡廣吉郎氏に厚く御礼を申し上げます。



  平成五年二月二二日

西尾幹二 

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