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(2021/11/26 追記)

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「幸せな女の子」を育てる母親講座
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くらし
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女の子の「本当の幸せ」とは

『「幸せな女の子」を育てる母親講座』
[著]正司昌子 [発行]PHP研究所


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♡愛される女の子に育てる



 女の子を授かったお母さんは、どのお母さんも、わが子がみんなから愛されるやさしい女の子に育ってほしい、幸せな一生を送ってほしいと心から願うことでしょう。


 しかし、どうしたら愛される子に育つのでしょう。また、愛される子とはどんな子なのでしょう。


 みんなから愛される子どもに育てたかったらまず、いちばん身近にいるお母さんが子どもを愛してあげることです。そして、子どもをやさしさと幸福感で満たしてあげることです。お母さんからたっぷり愛情を受け、幸福感を抱いた子どもは、この世の中は楽しいところだな、と感じます。否定的な感情をもたず、自然に愛らしいふるまいをし、みんなから愛されるというよい環境のなかで生きていくことができます。


 わが子を、愛される子に育てるのはお母さんなのです。もしお母さんに愛情がなかったら、お母さんにやさしさがなかったら、お母さんの心が不平不満でいっぱいだったら、わが子に愛情や、やさしさを伝えることはできないでしょう。


 人に愛してもらいたかったら、まず自分を愛すること。そして、自分を愛することができる人は、人を愛することや、愛されることができるようになります。


 では、自分を愛するためにはどうすればいいのでしょう。


 自分のことを愛していない人は、必要以上に自分を卑下して、「自分はダメだ」と思い込んでいたり、人と自分を比較して、「あの人にはこんなすてきなところがあるのに、自分にはよいところがない」と思っています。しかし、どれだけ自分のことを卑下したり、人のことをうらやんで、自分もそっくりそのまま、その人のようになりたいと思っても、やはり自分は自分で、自分以外の人間になどなれっこないのです。


 つまり、自分自身を受け入れて生きていくしか道はないのです。


 あなたは野原に咲くタンポポだとします。美しいカトレアを見て、「カトレアみたいに美しく生まれてきたかったわ」と思いますか? それとも、「カトレアさんすてきだわ。私もタンポポとしてきれいになるわよ」と思いますか? 私は後者のタンポポのような人が、自分を受け入れている人だと思います。


 自分以上でも自分以下でもなく、自分として生きていくことを決めて、自分のよいところも、悪いところも割り切って受け入れるということが、自分を愛することではないでしょうか。そうすれば、人をうらやむことも、優劣を決めることも必要なくなります。そして、自分だけでなく、人のことも愛せるようになり、また、そういった人は人に愛してもらうことができるようになるのです。


♡生きる力がある子に育てる



 あるホテルに宿泊していたときのこと。ホテルのベランダで、三羽の小鳥が巣から飛び立つ練習をしているのを見たことがあります。三羽の小鳥のうち、二羽はちょっとずつちょっとずつ高く飛べるようになっていったのですが、一羽だけは、なかなか飛び上がることができません。しかし、このまま飛び上がることができなければ、生きていくことはできません。親鳥は心配そうに少しはなれたところから見守ったり、エサを運んだり、見本を見せていました。なかなか飛び上がることができない一羽の小鳥は何度も何度も失敗していました。四時間ほど外出して戻ってきたころ、ついにその小鳥も、他の小鳥たちと一緒に飛び立っていくのを見ました。三羽の小鳥たちは自分の力で生きていくことができるようになったのです。


 自然のなかにいる生き物は、生きる力がなかったら生死に(かか)わる、という厳しい条件のもとに生まれているのです。それは、私たち人間も同じではないでしょうか。


 人間の子どもは、生きていくうえで長い間、親の保護が必要です。その間、親はわが子をこの世の中で生きていく力がある子どもに育て上げなければなりません。


 どのお母さんも、子どもが生まれた瞬間、とにかく元気に育ってほしいと願いますね。これは子育ての原点であり、子どもの生きる力をなんとしてでも育てようと思う大切な気持ちです。


 子どもは生まれながらに生きる力をもっているものです。しかし子どもは、その生きる力を自分でどう育てるかは、わかっていません。生きる力を強くするためには、お母さんの手助けが絶対に必要なのです。


 子どもがハイハイをするようになったら、ハイハイの質を高めてあげます。そして、ハイハイがよくできるように手助けしてもらった子は、よく歩けるようになります。よく歩けるようになった子が、元気に走れるようになるのです。手の使い方も、(たた)いたり、ひっぱったり、つまんだり、手のもつ機能が使えるようにお母さんが手助けをして、教えてあげれば教えてあげるほど、子どもの能力は高まっていきます。


 子どもの生きる力はお母さんの手助けによって、ぐんぐん伸びていきます。子どもの生きる力を伸ばすのに必要なのは、お母さんの手助けなのです。子どもの身体能力や学習能力を(はぐく)む手助けをするのは、お母さんの役目です。そして、手助けがあるからこそ、子どもの生きる力は強く育まれていくのです。


 この世の中の、あらゆる物事や現象を教え、生きていくためのルールを伝えていくのが親の役目です。親から子どもへと伝え、子どもが親の助けを借りて、自分の力で身につけていった能力が生きる力となっていくのです。


 将来、母親になり、子どもの生きる力を伸ばす手助けをする、という大役を果たすためにも、生きるための力は必要なのです。



♡本当のやさしさをもつ子に育てる



 子どものやさしさを育てたいと思うならば、お母さんがやさしさを見せてください。子どもはやさしさというものがどういうものか、知らずに生まれてくるものです。まずはお母さんがお手本を見せなければなりません。


 では、やさしさの見本はどう見せるのでしょうか。


 やさしさについては、いろいろな解釈があるでしょう。子どもが忘れ物をしたことに気づいたとき、先生に怒られるとかわいそうだからと学校まで届けてあげる、ということをやさしさと考える人もいれば、たとえ先生に怒られたとしても、子どもが反省をして、反省から学び、同じ失敗を繰り返さないようにと、忘れ物に気づいても届けない、ということをやさしさと考える人もいるでしょう。


 私は本当のやさしさとは、子どもの将来の幸せを考えて、「いま」何をすべきか、どう接するかを考え、そのときどきで最もよい行動をとることだと思います。


 子どもにとって最もよい行動をとるためには、お母さんのなかに「何がなんでも、この子をしっかり育てよう」という覚悟をもつことと、子育ての方針をしっかり決める必要があります。方針があれば、それに照らし合わせてほめたり、(しか)ったりすることができます。例えば、「世の中のマナーやルールをきちんと守れる子に育てる」という方針を決めたのなら、子どもがその方針に大きく外れたことをしたら叱ります。そして、その方針をしっかり守れていればほめます。


 子どもがしたことを客観的に見て、お母さんの方針に照らし合わせて子どもに接することが、やさしさだと、私は考えています。


 子育ては一瞬一瞬が勝負です。「いま」こそ、悩んで考えて行動するときなのです。「いま」のお母さんのがんばりが、将来のすてきな女の子を育てます。


♡みんなにかわいがられる子に育てる



 女の子をもつ親ならば、子どもがみんなからかわいがられる子に育ってほしい、と思うことでしょう。周囲からかわいがられる子は、その子自身からやわらかい雰囲気があふれているように感じます。


 そのやわらかい雰囲気は親子の「スキンシップ」によって生まれると、私は考えています。肌と肌とが触れ合うスキンシップは、お母さんから子どもへ、自然と幸福感や愛情を伝えます。小さいときからじゅうぶんにお母さんからのスキンシップを受けている子どもは、心もからだも満たされ、幸福感に包まれているので、自然とやわらかい雰囲気を身につけていきます。そして、人のことを思いやり、やさしく接する子どもになります。


 お母さんとのスキンシップがじゅうぶんでなかった子どもや、心がいつも荒れているお母さんの子どもは、お母さんのやさしさに触れることができないので、やさしい心が育ちません。そんな子どもは幸福感を知らないまま、満ち足りない思いを心の奥深くにためて大きくなっていくでしょう。


 みんなにかわいがられる子に育ち、幸せと愛情に満ちあふれた人生を送ってほしいと思うなら、じゅうぶんにスキンシップを与えましょう。そっと子どもを抱きしめれば、子どもにはお母さんの愛情がしっかりと伝わります。お母さんの心からの対応が、みんなにかわいがられる女の子に育つかどうかのカギをにぎっています。


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