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[新訳]孫子
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生き方・教養
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第8篇 九変

『[新訳]孫子』
[訳]兵頭二十八 [発行]PHP研究所


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孫子いわく

 遠征軍をひきいたときの注意があります。

 土砂くずれや鉄砲水などがありうる場所には、大休止(だいきゅうし)や野営はしません。

 交通の結節集散点では、周辺の中立国や友好団体の、平時からの人や物の流れをできるだけ阻害しないように気を配って、それらを自軍のために役立てます。

 水障害などのため、ある境界より一方へはもう進みようがない場所や、そこに進出すると後方や周辺補給策源からの輸送連絡がまったく断たれてしまうような場所では、ぐずぐずと滞留していてはなりません。

兵頭いわく

 原文の「絶地」を、水も薪も秣も得られぬところ、と注釈する有力な解説が昔からあります。しかし、そんなところに軍隊が長留はできないことは、誰かに言われなくたって、戦争になれば、すぐに気のつく機微ではないでしょうか。「絶」の意味がたしかにとれるようなパラフレーズが見当たらない以上は、わたしたちはこの「絶」の字を、広くふつうに解釈すべきです。


 地形が、おのずから四方から敵にとりかこまれやすくなっている場所では、(われ)の側に、敵をわざとそこへ誘って決戦とするなどの積極的なはかりごとが必要です。

 現実に、敵に四周をとりかこまれてしまったら、もう死にもの狂いで闘うしかありません。


 よさそうな道路があるからといって、そこを通ってはならぬ場合もあります。

 やっつけられそうな敵部隊がいるからといって、そこを攻撃してはならぬ場合もあります。
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