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24 グローバル時代には「おいしい話」はありえない

『世界の常識vs日本のことわざ』
[著]布施克彦 [発行]PHP研究所


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エビでタイを釣る/棚から牡丹餅/安物買いの銭失い


 少ない元手や労力で大きな成果を得ることを、「エビでタイを釣る」と言う。たまにはあることであり、だれもが望むところだろう。楽して儲けたいという思いは、世界じゅうみな同じだ。

 アラブ世界には、「ロバで贈り物を運び、ラクダに積んだお返しを期待する」ということわざがある。英語では、「Throw a sprat to catch a whale.」(スプラットでクジラを捕まえる)と言う。スプラットとは、ニシンの仲間の小魚のこと。ローマのことわざには、「贈り物は釣り針だ」というのがある。人間だれにでも山っ気があり、大きな成果を得る手段を釣りにたとえるところに、人間感覚の共通性を見る思いがする。
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