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(2021/11/26 追記)

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しごととわたし
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ルポ・エッセイ
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尾形真理子 コピーライター 男女の違いを、やさしい気持ちで肯定したい

『しごととわたし』
[著]梶山ひろみ [発行]イースト・プレス


読了目安時間:10分
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“運勢は生まれた日より


 選んだ服で変わると思う。”


 ポスターに添えられたこの言葉を初めて見たとき、「そうかもしれない」と思わず呟いてしまった。これは、首都圏を中心に展開しているファッションビル「LUMINE(ルミネ)」の広告に添えられたコピー。博報堂に所属するコピーライター・尾形真理子さんが手掛けた仕事のひとつだ。

“自分をもっと愛せるように、まずはみんなに愛して欲しい。”“試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。”など、目にするとなんだかそのままでは終われない。共感や納得の気持ちが湧き起こり、自分が女性に生まれたことを心から肯定したくなる。尾形さんが生み出す言葉は「いち企業の広告」という事実を飛び越え、私たちに前向きなパワーを与えてくれる。


 一見、センスや閃きこそが重要そうに思えるコピーライターの仕事だが、あるインタビュー記事で尾形さんは、「考え続けることが大切」だと言い切っていた。尾形さんは何をどういうふうに考えることで、女性の中にある願望や思いを表現しているのだろう。その背景にある、彼女自身の仕事観、そして女性観を教えてもらった。


「若い女性」以上の価値がほしかった



 私はずっと、「コピーライター」という肩書きが自分に不釣り合いな気がして、恥ずかしくて仕方なかったんです。「想像よりも良かったよ」「期待以上だよ」と言ってもらえる仕事ができるようになってきてようやく、自分のことを「コピーライター」と名乗れるようになりましたが、まだまだ自分は「危ういな」と思っているところもありますよ。



 資生堂、東京海上日動、キリンビール、日産自動車……。名だたる一流企業の広告を担当してきた尾形真理子さん。しかし、大学卒業後、新卒で博報堂に入社してからの日々は、決して順風満帆というわけではなかった。



 働き始めてから三年くらいは、書いても上司に全部ダメ出しされる、ということを繰り返していました。

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