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(2021/11/26 追記)

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しごととわたし
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ルポ・エッセイ
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井口さおり スタイリスト 家族ができて戻ってきた自分らしさ

『しごととわたし』
[著]梶山ひろみ [発行]イースト・プレス


読了目安時間:11分
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 これまでに歌手、女優、作家など、才能豊かな女性たちのスタイリングと衣裳製作を手掛けてきたスタイリストの井口さおりさん。


 私が初めて井口さんの作品を意識したのは、ミュージシャンSalyuのセカンドアルバムの冒頭を飾った曲「トビラ」のミュージックビデオを見たときだった。たっぷりとした毛糸で編まれたマフラー、裾がはためくたびに表情を変える白のワンピースの上に、さまざまな素材でパッチワークされたジャケットを羽織ったSalyuが、バンドメンバーの周りを機嫌良く歩き回り、歌っていく。ひとつひとつを見ると「日常で(まと)うような、何気ないアイテム」なのにもかかわらず、それらが一体となることで特別な雰囲気が醸し出される。身につける人の身体を美しく引き立てるシルエット、素材を重ね合わせることで初めて表現できる立体感のある色彩──。生地や色の重なりの数だけ時間と思いが込められた、井口さんが用意した衣裳は、さまざまな場でそれを纏う女性たちの世界観を、より豊かに彩っている。



 ただでさえ魅力的な女性たちを美しく包み込む衣裳をセレクトし、ときには自らの手で作り上げてしまうスタイリストとは、いったいどのような人なのだろう。結婚と出産という節目を経て、彼女自身の内面に大きな変化が起きたというタイミングで、お話を聞かせてもらうことができた。


着る人の魅力を引き出す衣裳を



 とりたてて、昔から「洋服が大好き」というわけではなかったと思いますが、親には「着たくないものは絶対に着なかった」と言われるので、好みは割としっかりあったんだと思います。それがオシャレだったかといわれると、ちょっとわからないですけど(笑)。


「スタイリスト」という現在の職業柄、幼い頃からさぞかし「装うこと」に興味があったのだろうと思い尋ねてみると、そう答えてくれた井口さおりさん。


 実は、彼女がファッションに興味を持つようになったのは高校入学後。

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