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獣神サンダー・ライガー自伝(上)
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Chapter.6 ジュニアの名優たち

『獣神サンダー・ライガー自伝(上)』
[著]獣神サンダー・ライガー [発行]イースト・プレス


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ドラゴンボンバーズ


──ライガー選手は90年9月、藤波選手が発足したユニットであるドラゴンボンバーズに参加しますが、この経緯は?


 もともと藤波さんが憧れの存在だったというのもあるし、僕は個人的に藤波さんの奥さんの弟さんによくしていただいてたんですよ。テレビのお仕事を取ってきてくださったり。そもそも藤波さんとしては会社の将来を考えて、部屋別制度の導入を提唱されていたと思うんですね。選手数が多くなったときに、それぞれの部屋が柔軟に動けるような仕組みを作ろうとしていて。そこで僕や越中さん、ネコさん(ブラック・キャット=元・新日本のメキシコ人レスラー)(いい)(づか)(たか)()が声を掛けていただいてドラゴンボンバーズをはじめることになったんですけど、いま思えば部屋別制度自体がちょっと時期尚早でしたかね。会社も必ずしも協力的ではなかったと思います。

──ライガー選手が間近で見た藤波選手はどんな方でしたか?


 すごく優しい方ですよ、物腰も柔らかくて。ただ、維新軍の付き人もやった僕から見ると、藤波さんは長州さんと比べて決定的な違いがあったというか。長州さんは強引なくらいのリーダーシップでみんなをグイグイと引っ張っていって、引っ張った以上は面倒を見る人ですよね。体育会系の先輩後輩みたいな感じで。一方の藤波さんの場合は優しいですけど、優しさゆえなのか優柔不断な部分があって。周りの意見も聞いてくれるんですけど、「わかった、考えておく」という一言で、答えが出ないこともあるというか。もし、藤波さんに長州さんとまではいかなくても、もう少し強引な部分があれば、きっとドラゴンボンバーズも消滅することなく、存続していたと思いますし。

──ドラゴンボンバーズには藤波さんと元・大関の()(にしき)関の親交が縁で、サモア出身の元・力士の(なん)(かい)(りゅう)(たか)()(くに)も所属していましたが、問題児だったようですね(笑)


 いや、普段は真面目なんですよ。大きい身体で練習にもついてきて。ただ、一回酒が入ると暴れて手がつけられなくて。南海龍は何度か警察の世話になって、藤波さんが迎えに行ったらしいですから。ほかにも僕が道場で練習してたら、洗濯場で飯塚とすごい怒鳴り合いをしていたことがあって。飯塚が洗濯の仕方がいい加減だから注意したら、それに対して文句を言ってきたらしいんですけど、結局そういうことが積み重なってクビになり、高見州もそれを追いかけるみたいにフェードアウトして。きっと、藤波さんも気苦労が絶えなかったでしょうね(苦笑)


『夢☆勝ち』の三澤威戦


──ライガー選手は9012月1日に後楽園ホールで行なわれた『夢☆勝ちます』で、現在は新日本のメディカルトレーナーを務める()(さわ)(たけし)さんと対戦します。あの試合はライガー選手の浴びせ蹴りで三澤さんが頸椎を損傷し、その後現役を引退する一因となりました。いま振り返って、当時のお気持ちを教えていただけますか?


 あのときは三澤が担架で控え室に運ばれて、意識はあるのに身体が動かなくなって。それで病院に運ばれたんですけど、かなりショックでしたね。もちろん、わざとやったわけでもなく、アクシデントではあるんですけど、自分の攻撃が原因なので。ほかのレスラーたちも、僕と三澤になんて言ったらいいかわからないわけですよ。あのときの控え室はなんとも言えない空気でしたね。後日、三澤を見舞いに行ったときに、コッチを気遣って「大丈夫ですよ」と言ってくれて。話を聞いたところによると、もともと首を痛めていて、それでも練習を休むわけにはいかないということでブリッジをやっていて、余計に悪化してたらしいんですね。そこに僕が浴びせ蹴りを放って、ふくらはぎが顔面にモロに入った、と。たらればの話ですけど、いまみたいにトレーナー制度がきっちり整備されていたら、三澤はドクターストップがかかって、僕との試合もなかったかもしれないですね。対戦相手に致命傷を与えてしまったというのは、長いキャリアで後にも先にもあのときだけなので、忘れられない一戦です。

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