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獣神サンダー・ライガー自伝(上)
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Chapter.11 ヘビー級との遭遇

『獣神サンダー・ライガー自伝(上)』
[著]獣神サンダー・ライガー [発行]イースト・プレス


読了目安時間:19分
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獣神が見た1・4事変


──99年の1・4東京ドームで、ライガー選手は金本選手を相手にIWGPジュニアヘビー級王座の防衛を果たしました。この大会ではのちに“1・4事変”と呼ばれる橋本選手と()(がわ)(なお)()選手の不穏試合など、何かと話題が多かったというか。


 橋本と小川選手の試合は荒れたんですよね。

──当時、猪木さん率いるUFO(世界格闘技連合)所属だった小川選手が橋本選手に掟破りの攻撃を仕掛け、実質的にKOに追い込んで。結果はノーコンテストとなり、試合後はセコンドも入り混じった大乱闘となりました。


 小川選手としては、あの試合は自分の主義主張を見せるのに、打ってつけの舞台だと思ったんでしょうね。それは誰かが彼に何かを吹き込んだとか、そういうことはさておいて。証拠がないので個人名は出しませんけど。

──試合後、橋本選手は「何がアントニオ猪木だよ。けしかけるだけけしかけて」と、猪木さんが黒幕であることを断定していました。あの大乱闘のとき、ライガー選手は姿を見せませんでしたよね?


 僕はモニターを観ながら、「あ~、こうなったか」っていう感じでしたよ。べつに冷静を気取っているわけではなく、試合自体がルールを越えて大荒れになるなんて一昔前の新日本ではよくあったことだし。でも、舞台が舞台だったから大騒ぎになったんでしょうね。長州さんまでリングに上がって、小川選手に詰め寄ったのを見て、これはタダ事じゃないなとも思ったけど、そのうち収まってきたんで、「俺まで行く必要はないかな」っていうくらいの感じで。

──試合内容自体はどうご覧になりましたか? あの試合のあと、業界のなかには「橋本もやり返せばよかった」という意見もありましたが。


 でも、相手と同じレベルでやり返してたら、もっと収拾がつかなくなってたでしょうね。それが僕と星野さんの事件だったのかもしれないけど(苦笑)。いま思うと、プロとしてそんなのはファンに見せるべきものじゃないですから。そもそも、お客さんはプロレスを観にきてるんだから、本来ならプロレスをやらない人間、できない人間はリングに上がるべきじゃないと思うんですよ。だから、個人的には「橋本、よく我慢したな」とは思いますよ。きっと、橋本はプロレスを守ろうとしたんでしょうし。橋本とあの試合について何か話した記憶はないですけど、お互いにプロレスに対する価値観や誇りは一緒だったと思います。

──そもそも、小川選手は97年のプロデビュー前後から新日本の道場で練習されていたそうですが、ライガー選手も交流はあったんですか?


 小川選手は合同練習にも参加したことがあったし、よくウエイトトレーニングでも一緒になってたんですよ。彼は引く力がズバ抜けていて、身体が大きい割にスピードもありましたね。普段は素直な人で、オリンピックメダリストでもべつに偉ぶる様子なんかまるでないし、道場では礼儀正しかったですよ。僕はそういう姿を知っていたから、橋本との試合があんなふうになったときも、割と冷静でいられたのかもしれないですね。個人的にはべつに小川選手に含むものはないし、あの試合のあと、テレビ番組の現場なんかで小川選手と一緒になることもあったけど、ふつうにお互い挨拶もしてたし。もちろん、橋本はあの試合直後は葛藤もあっただろうけど、それから抗争を経て、小川選手と一緒に組んだりするようになりましたよね。

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