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国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方
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教育
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第2章 どんどんしゃべって語彙を増やす

『国語は語彙力! 受験に勝つ言葉の増やし方』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:16分
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仕入れた言葉はすぐに使う



 しゃべって、しゃべって、しゃべりまくると()()が増える──それが私の考えです。言葉は、仕入れたらすぐに出すことが大切です。新しい言葉を覚えても、使わないとすぐに忘れてしまうからです。


 人間の()(おく)は、短時間で急速に失われます。何かを覚えても、1時間後には半分以上、1日後には7割以上忘れるといわれています。しかし、覚えたことを短期間のうちに()り返し復習すると、忘れにくくなることがわかっています。


 覚えた言葉をすぐに使うことで、()(おく)に定着し、日常的に活用できる自分の言葉になります。言葉を仕入れても使わなければ、引き出しの(おく)深くしまい()まれた状態になり、すぐには取り出せなくなります。それでは使いものになりません。


 インプットした言葉は、どんどんアウトプットすることが大事です。アウトプットには、「話す」「書く」という二通りの方法がありますが、()(かく)(てき)ラクなのは、話すほうです。新しく仕入れた言葉を積極的に使って、どんどんしゃべってみましょう。


 私は中学時代、仲よくなったA君と、とにかくよくしゃべっていました。たとえば、テレビドラマや映画を見ると、翌日にはそのあらすじをA君に話さずにはいられません。体育の授業中に、A君と並んで体操しながら、ヒッチコック(かん)(とく)の「レベッカ」というサスペンス映画のストーリーをずっと話しつづけていました。


 そんなふうに、映画やドラマ、小説などのあらすじを話すのは、とてもいいトレーニングになります。言葉をたくさん話すことで()()が増えるだけでなく、筋道を立てて話そうとすることで文脈力が(きた)えられるからです。


ここがポイント!

覚えた言葉をすぐに使うと()(おく)に定着する


言葉を切り取るのは危険



 文脈とは、言葉の意味のつながりのことで、それを理解する力が文脈力です。言葉は、あくまでも文脈のなかでとらえるべきもので、文脈から切り(はな)すと意味が変わる場合があります。つながりを無視して、言葉を一部分だけ切り取ることはとても危険です。


 たとえば、あなたが、がんばって友達を喜ばせることをしたとき、その友達が(うれ)しそうにお礼を言い、「お前はバカだな」と言ったとします。でも、それは、「こんなことまでしてくれるなんて、お前はいいやつだな」という意味だと理解できます。


 ところが、メールでいきなり「お前はバカだな」というひと言だけが送られてきたら、「せっかくやってあげたのに、ひどいことを言われた」と気分が悪くなりますね。


 先日、インターネットのニュースを見ていたら、文学賞を受賞した若手作家について、あるベテラン作家が「自分がその文学賞の選考委員だったら落としていた」と発言したという記事が目に入りました。

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